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【大阪出稼ぎ番外編】日帰り城崎温泉

かれこれもう何年目だろう。

1月に大阪出張レッスンのイベントを行うのは。

毎年1〜2月と閑散期に入るのが分かっていて、なのにじっと家で待っていてはただ病むだけ。

イベントの印象も少し定着してきていればいいのだけど。

一時はコロナ禍でどうなることやらと思った時もあったけど。

予約してくださる方のおかげで、ここ数年の1〜2月はなんとかどうにか生きながらえている。

去年はかなりコロナ明けバブルが起きて、イベントレッスンも追加追加で頑張ったので帰りにご褒美がてら人生初のおひとり様ユニバを体験。

1人遊園地初心者なので、楽しみ方がわからず数時間の滞在で帰ってきてしまったけど。

それでも達成感と充実感と相当の疲労感で仕事やり切った出稼ぎご褒美は良き思い出。

8〜9年ほど前の新潟や福岡や福島で出稼ぎ嬢として働いていた頃は、帰路に立ち寄る温泉などの出稼ぎのご褒美が楽しみでそれを糧に頑張れた。

最近じゃあ体力が残っていない。

当然在籍嬢の頃とは違って身体だけでなく頭もかなり使うから疲労感も半端ない。

店舗運営側の事務作業とキャストとしての発信とお客さんの悩みを集中して聞くという神経はかなり使う。

予約管理や接客中どちらでもうっかりミスをしたら謝罪する人の代わりもいないし、話が通じないお客さんの対応するのも自分だ。

人任せがないのは、ある意味では気が楽ではあるけれど。

うっかり凡ミスや物忘れに気をつけないと指摘してくれる人もいないから集中力と神経だけは相当に使う。

そんなんで毎回大阪に行くたびに、今回こそは行けるかな?!と計画は立ててみるのだけれど予算の都合上と体力的な面で断念し続けた城崎温泉。

なにせ東京から陸路で行くと果てしなく遠い。

城崎温泉で宿泊しないと帰れないというスケジュールしか思いつかない。

だけど基本温泉旅館はおひとり様には優しく無い。

ならば手前の豊岡駅周辺のビジホで宿泊するか?など色々計画を練っては毎年断念してきた。

そして今年はふと、プレご褒美ではないけれど前乗りして体力があるうちに遊んじまうか?!と悪巧みを思いついた。

だけどやはり泊まるのは避けれないだろうか。

お宿の軒数が少ない温泉街で、温泉旅館に1人で泊まるとべらぼうにお高い。

素泊まりなのに2〜3万円とかザラにある。

城崎温泉は7つの湯めぐりをするのが売りの温泉街なので、ぶっちゃけひとりで宿にそんなお金かけたくないのが本音。

日帰りで堪能するには朝早く着きたい。

でも始発で行くほどの気力は自信がない。

そうだ!!こういう時の夜行バスだ。

早朝に京都着けば、そこから特急列車で3時間弱。

午前中に城崎温泉入りできるじゃん。

ただ、1つ問題なのは私のお尻と腰が耐えられるのか。

最後に夜行バスに乗ったのは約12年くらい前で、友達とUSJ行った時だった。

帰りも夜行バスで、東京駅に着いたらそのままの足で会社に出社したんだけど、今思えばすごい体力あったな。

散々USJで歩きまくってはしゃぎまくって、夜行バス乗って帰路からのそのまま会社出社。

その無理の限界だったみたいで、東京駅着いてバスから降りた時に右ふくらはぎがブチっと音がした。

会社についてからしばらくすると徐々に脚が腫れてきてズボンがふくらはぎだけパツンパツン。

病院へ行ったら肉離れで、たしか1ヶ月の松葉杖生活した記憶。

それ以来懲りて高速バス乗っていない。

40歳も過ぎて身体が耐えられる気がしない。

せめて初の3列シートならいけるか?!

京都まで片道6000円残席1につられて慌ててポチった。

筋トレもストレッチもやり始めてて、直前にはお尻の整体で激痛ほぐしもやってもらった。

愛用眠剤もデエビゴなら中途覚醒してもふらつかないし徘徊もしないし記憶障害もならないから、高速SAでトイレ休憩しても置いていかれる心配はない。

ノイズキャンセリング機能付きのヘッドフォンも持っていざ!

これなら行ける!!

 

 

新宿バスタまでLUUPチャリで行って。

搭乗?なんか宇宙船みたいだ。

 

 

女性専用車の3列シートを予約し、席は選べなかったので真ん中列の前から3番目。

真ん中列は落ち着かないかなと思ったけれど、就寝後は両サイドに脚を伸ばしてストレッチができるから結果オーライだった。

前から3列目とはいえ、高速に乗るまでのたった数十分で酔いかけた。

前も両サイドも一切外が見えない中で、バスターミナルから出る時のものすごい揺れで、酔い止め飲めばよかったと後悔。

もう寝るしかない。

速攻でデエビゴを飲んだが、そこから寝返りを打つことを許されない拷問のような姿勢でほぼ3時間は寝付けなかった。

ノイズキャンセリングのヘッドフォンのお陰でずっと耳では『5分で眠れる音楽系シリーズ』をひたすら3時間聴き続けていた。

2年ほど前に試しにAmazonで7000円くらいで買ったノイキャンのヘッドフォンが初めて大活躍した1日だった。

ようやく後半の3時間ちょいでいつの間に寝落ちからの爆睡ができた。

まだ暗い朝6時過ぎに京都駅に到着。

眠気はあってもさっと起きて動けるからデエビゴは旅先でもマジで神薬だわ。

約7時間の高速バスの旅。

さぁここから乗り換えて特急列車で3時間弱、ほぼ爆睡。

電車の中でずっと子供が泣いたり喚いたりしていたけど、ここでもノイキャンのヘッドフォンに救われた。

やっと着いた頃にはお尻も腰も限界。

早く温泉で癒されたい。

 

 

平日の午前10時頃だと、ちょうど宿泊客もチェックアウトして帰る頃か。

全然人がいなくて、日本海側はカニ解禁シーズン真っ只中のこの日程で、東京からの日帰り午前中に到着計画は正解だった。

冬の寒空にハゲ散らかした柳の木なのか?全然映えない。

 

 

外湯、7つの湯めぐり。

この日は1つだけ地蔵湯が定休日。

7つのうち4つ入湯に成功。

浴衣じゃないから、いちいち服着て移動してまた脱いで着てを繰り返すのに体力の限界と、金曜のこの日に宿に泊まる組たちのチェックインが始まり混雑してきたので、最後2つは断念した。

 

【一の湯】

【御所の湯】

【鴻の湯】

【まんだら湯】

 

何年も前から念願の“曼荼羅がまんだら湯に入る”という自分だけがツボな遊びをしたかった。

4つの温泉めぐりをしての感想は、一人旅なら日帰りでも十分楽しめた。

むしろ宿泊客がいない昼間の時間帯にゆっくり浸かれたのはかなり良かった。

16時頃のまんだら湯は、宿泊客で一気に大混雑して脱衣所も3列待ちみたいに順番を待つ人でごった返し、露天の定員1名の壺湯が2個しかなくて、内湯で順番待ち並びしていたくらい。

どの建物も趣きが全然違うので楽しいけれど、泉質はどれも同じ。

城崎温泉の温度は元々高めらしい(地元のお婆さんたちの会話から聞こえた)のであまり長くは浸かれないけれど、ただ消毒の臭いの強さは全然違った。

あまり鼻が効かない私でも一の湯は塩素の臭いがほぼプールみたいだったのはタイミングとかたまたまなのか。

それでも4つともそれぞれの景色と個性があって楽しめた。

 

温泉ともう1つの念願である松葉ガニ。

城崎温泉行くなら絶対に蟹の季節に来たかった。

メニューを見たらセコガニがあるではないか。

悩んだ挙句、人生初のセコガニ丼にして内子と外子を初体験+焼き蟹の贅沢。

のど黒もメニューにあってそそられまくったけど、流石に食べきれない。

こういう時、一人旅は色々頼めないので辛い。

そういえば昔、銀座のママが松葉蟹だの香箱蟹だの、内子と外子だの騒いでいたなあと思い出しながら食した。

自分の足で来て、ご褒美に食べられるまでに成長したなぁと感無量。

別腹分の余白は少し残しておいたので、散歩がてら蟹を背景に但馬牛のメンチ。のど黒の塩焼きにしておけばよかったとここで後悔。

温泉の合間に眠くなったのでこたつカフェで甘味休憩。

食べまくった最後は源泉の真横で温泉卵作り。

3個からしか売っていないのに、ひとりで温泉卵作りしている人なんて流石にいない。

みんなカップルとかでやってたけれど、3個って中途半端だな。

せっかくなので3個温泉卵と半熟と固茹での食べ比べで1人で完食。

多分おひとり様で来てて、3個からって書いてあったらやらないわな。

私は欲望に忠実なので、やりたい食べたいと思ったらやるんですけどね。

城崎温泉で温泉卵に挑戦しなかったことを後悔しながら死にたくないのでね。

いついかなる時でも。

ひとりで3個卵の食べ比べ。笑

剥きにくいし食べにくかったけど、やはりたまごは普通に裏切らない美味しさ。

気になっていた地元のお豆腐屋さんのおからドーナツとシフォンケーキを買ったのだけど、地元常連客らしき気取ったばあさんと一触即発のピリつきムードで一気に嫌な気分になった。

他に見たいお店も特にないし、温泉も混雑してきたし、お腹も全然空かないのでやること終了。

17時過ぎの特急電車で、予定より1時間早めて21時頃に大阪心斎橋到着。

 

先にリフレッシュとご褒美飯を堪能してしまったせいか、変なエンジンのかかり方だった。

でもようやく念願を叶えたのでもう思い残すことはない。

去年9月には下呂温泉にも行けたし、これで私的行ってみたい全国の有名温泉街は、残すところ銀山温泉のみとなった。

有馬温泉も機会があれば時間を作って立ち寄ってみたいけれど、規模は城崎温泉ほどじゃないとネットで見たのでいつか機会があれば行きたい。

憧れの銀山温泉はラスボス感にもふさわしい僻地なので、宿数も少ないからお高いしおひとり様は泊まりにくい。

それでもようやく最近1名でも泊まれる宿ができたみたいで。

2食付きで6万円近い・・・。

そこに新幹線代と乗り換え列車とバスを乗り継いで・・・山形の方が東京よりなはずなのに、青森周遊旅した時と予算が変わらなくなる。

でもいつかは行きたい。

本当は雪降る季節に、ノスタルジックな大正ロマンの町並みを誰かと共有したいと思い続けてきたけれど。

待てど暮らせどそんな人は現れないので、自分が死ぬ時後悔するくらいならもうさっさと1人で行ってしまおう作戦に気持ち切り替えた。

ひとりでUSJに行けたことが相当の自信になったかも。

おひとり様の勇気を試すための試練であるラスボスが遊園地だったから。

もうひとりじゃ行けない場所なんてきっともうこの地球上にはないはず。

残る行ってみたい温泉リストは、和倉温泉とか鹿児島の方面とかも。

個人的に温泉は東日本方面が好きだけど、またリピしたい温泉にあげるなら佐賀の嬉野温泉はまた行きたい。

佐賀まで行くなら絶対に御船山楽園ホテルのサウナにも入りたい。

まだまだ行きたい温泉尽きないなあ。

肌荒れも整えてくれるし、胃腸も整うし、心身ともに解し癒してくれる温泉はとにかく最高。

湯に浸かった時のあの解放感がたまらない。

思い出しただけでまた温泉に行きたくなってきた。

 

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