毎年秋から冬にかけて、乾燥と寒さが増してくると必ず鼻の中の粘膜が切れる。
鼻毛がほとんどない、薄毛の鼻からダイレクトに季節を感じる。
地味に痛い。
そうこうしているうちに鼻の奥も乾燥でヒリヒリし始めて、加湿器パワーMAXの季節がやっくる。
去年、そんな鼻の中の乾燥とヒリヒリ痛みを改善してくれたのがサウナの聖地と言われている静岡にある『サウナしきじ』だった。
サウナの扉には花粉症なども和らいだという報告もありますなんて張り紙がしてある。
十何種類もの薬草をスチームしたサウナ。
低温ながらも高加湿でそこそこ汗も出ている感じがするし、個人的にはとにかくドライアイの目や喉、鼻の中など粘膜の調子が良くなる。
すっかり虜。
とはいえ、かなり遠いので、行けても月1程度が限度かな。
なんて月1での楽しみができたのも束の間。
コロナ感染後、味覚嗅覚が失われて突発的な咳の症状が長引いた。
そんな時に思い出したのが『サウナしきじ』の薬草サウナ。
隔離明け後、早速行ってびっくりだわ。
1回(10分〜15分×6セット程度)行っただけで、喉がラクに深呼吸ができるようになった。
これは期待できるかもしれないと思い、3月から4月にかけて週1程度で続けて3回ほど通った。
片道約80kmの距離、バイクでお尻が痛い。
3回目の帰路、住宅街をバイクで走行中、木や花の香りが、フワッと漂ってきたのを感じることができた。
うわっ。
なんていい香り。
春だ。
これには感動。
もともと鼻が利かない方ではあったので、アロマは好きだけどアロマテラピーの勉強までする自信がなかったほど嗅覚は得意じゃない。
だけどコロナの後遺症の嗅覚異常で、懸念していた鍋焦がしを1度ド派手にやらかしてしまっていたので、これは危ないどうにかせねばとの思いだった。
同じ部屋にいたのに、びっくりするほど鍋が焦げる臭いがしなかったショック。
鍋の中の煮込み料理が、すっかり炭と化していた。
サウナしきじの薬草サウナ、やっぱり好きだわ。
2度も救われた気分。
多分今年の秋口にも鼻の粘膜が乾燥して切れそうにヒリついてきたら通うだろうな。
でも遠すぎるんだよな。
なんてモヤモヤ考えていた今日この頃。
そういえば数年前、スリランカに行った時にアーユルヴェーダ施設で体験した薬草ミニサウナを思い出した。
卓上に吊り下げ式の傘のようなテントが天井からぶら下がり、その中には電気蒸し器が置いてあって、庭に生えていた草をむしりとって蒸し器にぶちこまれた。
そのテントの中に頭だけを突っ込んで、顔にある穴という穴(目、鼻、口、耳)から吸い込む意識で深呼吸してくれと言われたっけ。
あれも本当によかった。
サウナしきじはそれを思い出す。
実際にサウナしきじの娘さんで、サウナ美容家として活動されている笹野美紀恵さんはミャンマーだかラオスだったか、アジアのどこかの国で薬草サウナと出会って感化された的な記事を見かけたので、アジアの民間療法というのか、薬草療法は国が変わっても国々の文化に合わせて少しずつ変換されながらもアジアの繋がり、全て通ずるんだなーすごいなぁなんて考えながら最近もしきじのサウナを堪能している。
アーユルヴェーダ医学の影響を受けて誕生したと言われるタイ発祥のハーブボールもすごく好き。
日本であまりお目にかかれないので、タイでたくさん買ってきておけばよかったとだいぶ後悔しているほど。
元々嗅覚が鈍感なことで、アロマオイルは好きだけどアロマテラピー的なハーブオイルの調合とか自信がないので、アーユルヴェーダや漢方的な薬草方面にはより一層の興味がある。
市販の入浴剤を買って湯船に入れるよりも、自宅の庭で育てたハーブをその日の心身のコンディションに合わせて薬湯にできる人になりたい。
それにしてもやはり、しきじまで遠いので、自宅でどうにかできないかと最近思案中。
少し前に、川辺のキャンプとテントサウナをセットで楽しむをやりたい!なんて考えていたのだけど、薪ストーブとサウナ用テント揃えるのに10万前後かかる・・・ひとり遊びには贅沢だな・・・車もないからどうやって運ぶ?なんて考えていたら少し冷静になって断念したところ。
ならば、自宅用のハーブ蒸しテントセットはどうだ?
引きこもりの私にピッタリじゃないか?!
とはいえ、こちらも一式揃えたら7万円超える。
でもこれなら週3くらいでやれる。
風邪ひきそうになったらとりあえずこれ。
鼻が乾燥で痛くなってもこれ。
花粉症がひどくなった時もこれ。
家族が風邪気味といえば使ってもらえるし。
キャンプ時のサウナ用テントよりもめちゃくちゃ実用的では?
不安なのは、きっと汗が出るほどの熱さはないよねぇ・・・?
蒸し器と一緒に何か暖房を足元におけば温度が上がるか?
密閉度がどのくらいあるのか。
あとは薬草の配合だ。
サウナしきじの薬草は、韓国の漢方薬を特別調合してもらっているらしい。
しきじのサウナで深呼吸をしていると、ほのかにカレースパイスっぽい香りがする気がするのよね。(←わかる人いませんか笑)
韓国の漢方にならって、よもぎ蒸しを参考に、まずはよもぎでスチームサウナから始めてみるかな。
韓国といえばよもぎ蒸しも有名。
真ん中に20cmほどの穴の空いた椅子の下から蒸気をあてて、ノーパンで座り、首から下を巾着袋のように密閉した座浴をすれば、子宮を温められる、なんて使い方にもできる。
韓国でよもぎ蒸しはやったことあるけど、イマイチよくわからなかった派なんだけども。
まぁ漢方は続けないと意味がないだろうし、効果は緩やかだもんな。
ググっていると、ブレンドされたサウナハーブを売っているのを見つけた。
こちらにも。
探せばあるんだなってことは、需要があるってことか。
自宅でハーブ蒸しテントやっている人、結構いたりして。
定期的にやっている人いたら、感想とかコツとかあればぜひお聞きしてみたい。
自宅で頻繁にやるとなると、やはりここは再びの草。
自分で草を育てるか?!
パセリとミントとアロエベラが奇跡的に生きているので、先日3度目の挑戦で再びの大葉を買ってみた。
どんだけ大葉育てたいんだ私は。
もはや執念。
香りが全然なくて、原因はなんでしょう?って店員さんに相談したけど、そんなこと言われたの初めてでわかりませんと言われた。
むしろスーパーの大葉の方が香り少ないって聞きますよって言われたので、期待大で思わず買ってみた。
香り少なかったらまた相談に行こう。
サウナ用の薬草、ネット販売のを見ると、だいたい銭湯の薬湯に入っているものと似ている。
生姜とか陳皮とかレモングラスとかうこん、こぶみかんなどなど。
この辺りなら薬草素人の私でも知っている。
とはいえ、民間療法ともなると10種類は超えるから全部育てるのは厳しい。
念願のレモングラスとか育ててみちゃうか?
レモングラスならそのまま煮出してハーブティーにできるし。
何が何でも飲み食いできる系ハーブが前提のポリシー。
うーん。
レモングラスはプランターじゃかわいそうか。
新しく何か植えるなら今の季節だけど、決まらないぜ。
まぁ使い続けるかもわからないしな。
そもそもハーブ蒸しテント一式が高すぎて、買えるかどうかもわからない。
でも家でできたら最高だよ。
ますます家の中での楽しみが増えてしまう。
はぁ。
まだ買えるかも買うかもわからないのに、こういうの夢描いて計画立てて、考えるだけでも楽しい。
最近、何でもかんでも本を買って形から入って参考にするより、自分で感じて答えを出して、後から本を見て答え合わせをして自分の感覚間違ってなかったっていう自己肯定感高めるみたいな遊びが好き。
いろんな草育てて、薬草蒸しテントめっっちゃやりたい。
いろんな草使って、セルフ人体実験したい。
昔、友人の兄弟が、自宅で大麻育てて捕まったという話を、ふとなぜか思い出した。
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