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仕事で使えないおばさん

飲食店のアルバイトなんて何年ぶりか?

水商売の仕事は別として、和民の調理長してたのも20歳くらいのころだから実に20年ぶりの飲食店か。

頭ではなんとなく動きを覚えているから、さすが若い頃の吸収力っておそるべし。

ただ身体がついてこない。

体力がもたない。

腰が痛い。

足の裏が痛い。

たった3時間のランチピークタイムだけだっていうのに情けない。

姉夫婦の飲食店が業態転換しオープンした。

オープン間も無く、人手もまだ不足している中での欠員。

ランチのピークタイムだけでいいから洗い場入ってくれないかと懇願され、20年ぶりの飲食店ホールスタッフ体験。

新人研修もなにも受けていないので、できるだけ洗い場に入り、食器を下げることに専念。

それでも他のスタッフがお会計や注文取りで手が離せない時は、私もお運び手伝い。

トッピング違いのメニューがかなり豊富なので、パッと見て品名を覚えるの大変。

不慣れの中、いきなり営業時間に飛び込み手伝いみたいな状況で、それでもできる限り一生懸命頑張った。

ところが、大学生男子4人組がお会計して帰った後のボックス席に設置してあるお客さまアンケートの箱の中に記入したアンケートが入っていた。

『接客・・・悪い』

◯されていた。

姉夫婦に謝るしかできなかった。

粗相した心当たりは全くない。

強いて言うなら、奥側の席の人まで手が届かず、手前の席の人にトレーを受け取ってもらって奥の人に渡してもらったことか。

『多分まんだらのことじゃないよ』って姉がフォローしてくれたけど、ここの席の4人中2〜3人分の料理は私が運んだ記憶。

どう考えても私しかいないじゃないか。

あーあ。

とうとう飲食店のホールスタッフすら使えないレベルにまで落ちぶれたか。

セックスレッスンが暇になってきた時の合間に飲食店のホールバイトでもすればいいかななんて考えていたことが、本当に失礼だった。

飲食の接客業している人を舐めていたかもしれない。

こんな歳になって接客もまともにできていないなんて、ほんと使えないおばさんと化した。

しかも何が悪かったのかも気がつけないなんて重症。

周りが見えなくなるって、年老いたって感じがして落ち込むわ。

当時20歳の頃は居酒屋が大ブームで、睡眠時間4時間程度でほとんど家に帰らずに店で仕込みから開店準備からの営業と閉店後の後片付けまでやっていた。

週末なんて16時開店の朝5時閉店だった。

昼間は11時から15時頃まで仕込みのパートさんたちが来る時間も人手が足りなければ手伝って。

寝る時間は4時間あればいい方なんて日もあって。

もはや店に住んでいるような錯覚。

そんな忙しい合間でも店長と店でセックスしていたのだから、人間ブラックで働きすぎると頭がおかしくなることは経験済み。

結果、働きまくって身体壊して腎臓が病気にもなったわけだけど。

それでも忙しいことがとにかく死ぬほどきついのに、なぜか仲間と一致団結して毎日をこなすことが楽しかった。

ドリンク担当に入れば20も30も注文が立て続く。

オーダー作りのその合間にビアジョッキを洗い、デザートも作り、カクテルに酎ハイなんでも来い。

新人さんとかたまに来るアルバイトだと、ひとりでドリンク場をこなせないので、手に負えないくらいオーダーが溜まるとピンチヒッターで一時交代に入る。

全オーダーをこなして、ある程度ひと段落したらまた交代してもらう。

自己満足ながら実に気持ちのいい“仕事のできるリーダー風”だった。

懐かしいなぁ。

それなりに仕事に対しての信頼も貰えていたと思うし、クレームももらったことなんてなかった。

10年ほど前に働いていた脱毛のエステティシャンの会社では、クレーム問題が起きたお客さんのアフターサポート的立ち位置で、クレーム以降の接客施術は私が入る担当みたいにもなっていた。

接客サービス業歴自体も長い。

それなのに今、久々の接客サービス業初日にアンケート書かれるって。

結構ショックで1ヶ月くらい経つけど、未だになんか引きずっているわ。

昔は良かったとか過去の栄光話をしちゃうおじさんおばさんは、もしかするとこういうところから自信を失い卑屈言動始まってしまうのかなってふと思った。

気をつけねえばならんなぁ。

でもショックだったわ。

それなりに残っていた20年前の自信にしがみついた埃まみれのプライドなんだろうな。

先月はレッスンに来たおじさん客に、自分の恋している元風俗嬢さんの写真を見せてくれながら『僕の好きな子と同じ歳なんですか?曼荼羅さん老けてますね。』って言われてこれも引きずってる。

面と向かって老けてるって、中学生の頃はよく大学生くらいに見られていたから言われたけれど、若かったからそこまで失礼には該当しないかと。

おばさんに老けてますねって、聞いてもいないのに比較されて言われるこの不意打ち。笑

言い訳するなら、コロナ隔離病み上がり明け1人目のお客さんだったから、老けて見えたのかも?!なんて。

姉もコロナ感染隔離明け後、めっちゃ疲れた老け込んだ顔してたし。

外でていない分、老け込んで見えたんじゃないか?と言い訳したい。

でもなんかショックと反動で、髪の毛ピンク色にしちゃった。

20年ぶりのブリーチ。

美容院で生まれて初めてブリーチとカラーリングしてもらった。

ばばあだってピンクにしたっていいだろー?!なんて開き直り。

ファッションや持ち物の若作りは痛々しいと思ってしまう派だけど、髪の色くらい好きにしてみよう。

もうやけくそだ。

そもそもフリーで仕事しているんだから、見た目も服装も制限だってないはずだ。

決定権は全て自分だ。

さすがにスウェットで仕事行くとかはしないにしても。

そうだよ。

何もかもが自分で決めていい自由なんだから、もっとハメ外して生きていこうっと。

頭頂部と生え際の薄毛が気になり始めて、15年ぶりくらいに前髪まで作っちゃった。

こうやって隠し始めることがバーコードヘアーの始まりか。

ピンクの次は銀髪にしてみようかな?

おばさんがやったらただの白髪にしか見えないか。

右目の瞼が眼瞼下垂気味になってきて、ここ1年ほどふたえが左右バッチリ決まらなくて老いにため息の日々だし。

はぁ老化が一気にきた感じ。

若作りも若く見られたい願望とかもあまりないけど、せめて年相応のハツラツさは持っていたい。

『老けて見えますね』は疲れた顔に見えていたということだと思うんだわ。

なんか3月のネガティブ2件と併せて引きずって、ちょっと迷走してる。

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