19年もずっと興行収入歴代1位だった『千と千尋の神隠し』をとうとう抜いて、劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』が1位になったというけれど。
結構モヤモヤするなんていうのも言われている。
鬼滅の刃は嫌いじゃないし、パクリの集大成みたいな作品(アニメよく観る人からするとあれ?なんか観たことある設定だなと感じる人も多いのでは)の割に、物語は完成度高く面白いとは思う。
でも私も同感でモヤモヤする。
こんなことのためにニュース速報流れた時はジブリに謝れとすら思った。
千と千尋の神隠しが公開された時と比べて、状況があまりにも違いすぎる。
他の娯楽がかなり制限されているコロナ禍で、映画館で上映しているのは邦画かアニメだらけで、その上映画館内で重複して1日に何度もゴリ押し上映。
でもまずは鬼滅の刃を観てから言いたいことは言おうと思い、やっと観に行ってきた。
レイトショーで行ったから3割ほどの入客。
結構ボロ泣きしたという話もよく聞かれる。
引きこもり5日目の私は、ちょうど心の汗を流して感情デトックスしたいと思っていたところなので泣ける映画はちょうどいい楽しみだった。
ちなみに兄から母も孫たち3人を連れて観に行ってきたらしいんだけど、あの毒母でさえも泣いたのか気になって聞いてみた。
すると『全然泣かなかったし(発達障害でADHD)6歳児孫が映画館の座席でピクリとも動かずに大人しく座って最後まで観ていたことに感動して泣けたわ。』と言っていたとか。
いや、私もあの重度の多動症の甥っ子が!?ってそれ聞いただけで感動だわ。
鬼滅効果恐るべし。
ちなみに私はというと、母同様一滴も涙は出なかった。
っていうか、泣きどころどこ?って感じ。
泣く気満々で行ったのに。
そもそも鬼滅の刃って、ストーリーや設定の完成度は高いのにアニメーションが感情移入しにくい気がする個人的にね。
背景と人物の作画が違いすぎて気になるし。
登場人物の絵がなんであんなに切り絵みたいなのか。
煉獄さんなんてずっと表情変わらずハリボテ紙芝居かよって。
元々原作の時点から画力の低さを言われているらしいけれど、アニメの映像であろうと、喜怒哀楽の表情が顔に出ない人間がいくら熱い言葉を言って名言並べても全然響かない。
炭治郎の声に関しては、声優さんが去年テレビに出過ぎててずっとあののび太くんみたいなハリーポッターみたいな顔がチラついて作品に入り込めなくて、キャラ違いすぎて途中でニヤニヤ笑ってしまった。
ずっとうるさいだけで、手に汗握るような物語のピークもどこなのかよく分からなかったし。
テレビで2時間スペシャル放映とかで良かったんじゃないのレベル。
別にディスっているわけでもないのだど、泣きポイントも絶賛ポイントも全然分からなかった。
私結構こういうところで単純じゃなくなるからなぁ。
人と泣きどころもずれているというのか。
煉獄さんが死ぬから泣けるの?
泣ける動機が分からなくて。
どなたか解説していただけると2回目観たら泣けるかな。
うーん、でも多分絵が気になりすぎて無理な気もする。
これが1位とか・・・興行収入としてはすごいけど、作品の次元としては千と千尋の神隠しと比べないでほしいなってモヤモヤ。
私的結論。
『鬼滅の刃に感情移入は難しい。』
今後もストーリーは面白いのでアニメが放映されたらみるとは思うけど、アニメーションと炭治郎の声が好みじゃないから入り込むのは無理かなと。
それと映画館でお金を払って観る作品レベルにはなってないんじゃないか?とすら正直感じたので映画公開はもう行かないかな。
マジでアニメなのに映像動かなさすぎじゃない?
あえてそういうコンセプトなの?
プロじゃないから分からないけど、最近素人でも誰でもちょっと絵が描けると漫画家とか名乗れる時代になったせいか、漫画本なんかでも横の吹き出し文字がなく、絵だけだと何を語っているのか分からないくらい表情がないというか、表現力のない絵の人多くない?って個人的に思ってて。
それを人気アニメも同じレベルって。。。
同感って人いるかしら。
私がおかしいのか?
ジブリとか京都アニメーションとかの映像の動きの滑らかさとか表情とか、絵なのに入り込める感じがアニメの凄さなんじゃないのかななんてぶっちゃけ感じてしまうレベル。
劇場版コナンとかも躍動感あって毎年ゴールデンウィーク頃公開恒例化しててすごいと思うし。
なんかそれでいうと鬼滅映画・・・うーん安っぽかった。
色々手放しで面白いと言えないモヤモヤ残る作品だけど、純粋にテレビのアニメとして、子供向けとして何も考えずに観るならば面白いのかなと思う。
まぁ私のブログをクソと思う人がいるのと、面白いという人がいてくださるのと同じことよね。
何でも好みの問題よね。
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