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問題だらけの母、偉大すぎる母

子宮頸がんの手術になったらしばらく働けなくなるし、どうやって生きて行こうかなど近い未来を考えているだけで不安に押しつぶされる。

年明け1週間ほど人と接しておらず会話もまともにしていなかったせいかメンタルもだいぶ落ちる。

こういう時に人間って一人じゃ生きて行けないもんだなとつくづく思ってしまう。

不思議なもので、誰でもいいのか?久々の出勤で会話をする相手がお客さんであってもそれは嬉しい。

ひとりで暴走しているかのようなトーク。

こんなに明るい嬢初めてだよとか、なかなかいない珍しいと言われまくった。

躁鬱の躁の状態か?と思うくらい明るかった。

でも落ち込んでいるこのタイミングが良かったのか悪かったのか。

とことん暗い気持ちに落ちている時に一筋の光のような話。

絶縁してから早3年。

母のお酒やお金の汚い話から人間トラブルの話は兄妹から耳に入って来ていた。

またケンカを繰り返すだけなので、ブロックしていた。

していたはずの母からLINEメッセージがきた。

あまりにもふざけたメッセージだったので、つい『お母さん?!』と送信してしまった。

そこから病気の話など長文の会話のやりとりを1日かけて朝4時ころまでぽつりぽつりと続けた。

LINEだけれど、3年ぶりの会話。

全国のカラオケ大会で優勝荒らしをするほどの歌唱力をもっている母、いつか歌をだしたいという夢を果たしたこと。

CDデビューした母。

生徒数30名を超えるカラオケ教室を始めたこと。

それで葬式代を稼ごうと思っているのだとか。

なかなかできることじゃない。

脚が痛くて歩くのも辛く、もう先は長くないだろうけれどもまだ夢があるのだとか。

70歳も過ぎていると、脚が痛くても歩くことを諦めたらあとは弱っていくだけなこともわかっているのだろう。

パワフルすぎてどこからそんなエネルギーが湧いてくるのだろうか。

金欲、物欲、独占欲、人一倍ありとあらゆる欲求が強い人だからこそこれほどのパワーをもって生きられるのか。

父の話もした。

膀胱がんの手術のあと、どんどん頻尿が酷くなっているらしい。

自宅からお店まで自転車で15分ほどの距離でも間に合わず漏らしてしまったのだとか。

両親のどちらかが病気でもう店が出来なくなったら自宅を売るそうだ。

そして私の子宮頸がんの話もした。

もう生きていることに疲れたとつい愚痴をこぼしてしまった。

この先もずーっと一人なのかなと。

でも誰かと共存できる自信がない事。

将来本当に低所得者で貧困になり働けない状態の時が来たら、食と住くらいの心配はしないで生きたいこと。

顔も見ずに話していると、つい本音が素直に出てきてしまう。

そしてダメもとでお願いまでしていた。

虫が良すぎるとは思う。

両親の今の家を買う前に、母は若い頃に家を買って持っている。

今は誰も住んでいなくたまに母が泊まりに行く程度。

その家を私に売ってもらうかもしくは賃貸で貸してくれないかとお願いした。

もう風俗だけで生きて行くのは厳しすぎる。

手術になったら1カ月は働けない。

せめて家賃位の収入は副業で得られることをしたい。

そう思い、その一軒家を借りてシェアハウスとAirbnbを始めたいと思いついたのだ。

実は今年売りに出そうと思っていたけれど、貴女が使いたいのなら自由に使いなさいと言ってくれた。

さらに母は生命保険を受取人は貴女でかけておくからとまで言ってくれた。

でもそれをしたら兄妹平等をモットーに育ててきたはずの母が、不平等になってしまうからと言って断った。

恐らくどケチ夫婦の姉が黙っていないだろうとも思うし。

明け方の4時に涙がボロボロ止まらなかった。

あんなに頑なに嫌がっていた相手でも、人間弱っている時に救いの手をさしのべられると不思議だな。

つくづく自分の弱さと身勝手さにもウンザリ。

でも私には未来がないし何も見えない。

このまま甘えて、折れて、絶縁も3年で終止符を打ってもいいのかもしれない。

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