久々。
何年ぶりかにお盆時期にお墓参りに行った。
しかも1人でじゃなく。
父母と兄と4人で。
なぜ今回は時期をずらさず、しかも1人で行かなかったのか。
それは父方のお墓と母の妹のお墓の位置を知るため。
父は相変わらずぼんくらで、自分の両親が眠っているお墓のある寺の名前すら覚えていない。
車のハンドルを握れば辿り着けるという曖昧さ。
ボケたらもう一生たどり着けないやつじゃないか。
そうならないためにも今から確認しておこうと思った。
そして母の妹、叔母が眠るお墓は初めて行く。
酒の飲み過ぎで47歳で死んだ叔母。
お酒と薬とサプリメントが大好きで、肝臓壊して肝硬変で死んだ叔母。
50歳くらいまでは生きてたように思っていたのは勘違い。
たった47歳で死んでいたんだ。
あと7年で私も同じ歳になるのか。
そう思うと後悔のない人生を送りたいなって、つくづく感じた。
家族や親戚のお墓参りって自分の生き方を見直すにも大切なきっかけや気づきをくれる。
お墓参り行くと心も落ち着くというか自己満かもしれないけど心が洗われる。
東京を車で出発し、まずは叔母のお墓は埼玉にあり、その後母方の祖父母のお墓は茨城県にあって、父方の祖父母のお墓は千葉にある。
茨城から千葉に行く途中は栃木県を含む3県がちょうど境目になっているところを通るので、1日で東京⇨埼玉⇨茨城⇨栃木⇨千葉へ1都4県の大移動。
お盆中のお墓参り、お寺で火をいただいたらそのまま実家のお仏壇に戻るまで寄り道してはいけないので、祖母のお墓参りのあとにお昼ご飯をさくっと食べてから2軒のお寺をまわってすぐ帰ってきた。
たったの7時間で3軒まわった弾丸墓参り。
私が入るであろう予定のお墓があるお寺は去年改装&建て直しをしたばかりで、ものすごく立派で綺麗な建物に生まれ変わった。
たまたま前住職の奥さんがいて、建て直し後に貴重な彫り物や置き物など中の展示品を説明しながら見せてくださった。
こんな機会もう一生ない。
80歳過ぎている前住職の奥様から、歴代の住職やお寺に関する説明など様々な話を聞かせていただいて感動。
最近動画撮影&編集をしているから、カメラを持ち歩いてて本当に良かった。
説明の内容もバッチリ全部ビデオに収めることができた。
母の妹のお墓の位置も、父方のお寺とお墓の位置もばっちり録画。
もうこれでいつ両親が死んでも困らないな。
お墓参りを撮影するYouTuberかよみたいな感じだったけど雨だったからあまり目立たず撮影できた。
永久保存版だよ。
叔母もバツイチで再婚相手は長男でも本家でもないから入るお墓もなく、葬儀屋で働いていたのに何年もお墓を建てるお金がなかったのか寂しくてずっと家に置いてたとか本音はよく知らないけど、叔母の眠るお墓は今流行りの霊園で見かける墓石に◯◯家の墓とか先祖代々の墓とか書かれているのではなく『やすらぎ』とか『愛』とか一言メッセージが彫られているタイプのお墓だった。
その人1人が入るためのお墓に好きな言葉を掘るのならいいけど、家族もそこに入るのかなと思うとなんかちょっとあれは嫌だな。
実際に叔母の娘、私のいとこの娘が1歳で突然死しているわけだけど、その子が一緒に眠っている。
きっと再婚相手の旦那も亡くなったら一緒にそこに入るんだろうな。
お墓って、自分が半永久的に誰かが墓じまいしない限りそこにいる。
歌では『そこに私はいません〜』って言ってたけど。
死んだ後のことまで考えないって考え方の人も今は多いけど、私はこのままお嫁に行かなかったら先祖代々のお墓に入れてもらうわけで。
もしスペースがないとかで、あなただけ自分でお墓建てなさいって言われたらちょっと泣いちゃうかも。
生きててもひとりぼっち、死んだ後も墓の中でひとりぼっち。
両親が死んだ後、兄姉とは仲は悪くなくても仲が良いわけでもないので、私は本当のぼっちになる。
孤独すぎてこの人生どこで道間違えた?とか私がいったい何をやらかしたんだ?って嘆いてしまいそうな気がしてならない。
両親と喧嘩ばかりしていても、その会話すらする相手がいなくなると寂しくなるのかな?なんてふと考えてしまった墓参りツアーだった。
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