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死んだあとの不安。

去年、秋のお彼岸から少し時期をずらしてお墓参りに行った時、墓石の汚れが気になっていた。

磨くものも拭くものもないから次回また来た時にでもと思っていて、ようやく?もう?半年が経ち、春のお彼岸過ぎに行って来た。

なんだろうな。

お墓の祖父母に会いに行くと心が落ち着く。

コロナで世界が一変したことを伝えて来た。

墓石をゴシゴシ丁寧に磨くなんて初めてだから、じっくり墓石をマジマジと見てしまった。

東日本大震災で墓石が倒れた際に、上部がぱっかーん割れてしまった曼荼羅家の墓石。

接着剤的なものでツギハギした跡も目立つ年季の入った墓石。

昭和35年に曽祖母が建造と書かれていたけど、漢字の読み書きができなくて苗字が間違っている我が家の墓石。

色々感慨深く、墓石を磨いていると愛着湧いてる。

とはいえ、当然ながら面識ないご先祖さまも中で眠ってる。

私もこのまま行くと、ここにお邪魔させていただくことになるのかなぁなんて。

でも墓石の中に入れる余地はあるのだろうか?

兄にそんな話をしたら、『お母さんより先に死ねば確実に入れるじゃん?』って。

思わず爆笑してしまった。

普通に誰であろうと遺骨は均等に1人分なんだけど、毒母の面の皮が厚過ぎて5人分ぐらい幅取りそうな錯覚を覚えた。

今年76歳になる母。

祖父は78歳、癌で亡くなった。

あと2年で自分の親が亡くなった年になるとか、どんな気持ちになるんだろうな。

墓石を磨いていると、墓石に名前が彫ってあるのがうっすら見える。

全部で5人。

『陸軍兵長ビルマ、昭和19年8月10日○○26歳』

ビルマで戦死した人がいたとはちらっと聞いたことあったけど、恐らく祖父の兄?

戦死ということは、遺骨はないのだろうか。

ちなみに祖父はシベリアに抑留されて終戦1年後に帰還。

よくぞ帰って来たと思う。

人が別人のように変わってたって聞いた。

身体が弱っている人に自分の食料も分けてあげられるほどの骨太で丈夫な身体の人だったから、78歳で死ぬような人じゃなかったっていまだに家族は言ってる。

祖母の介護で、自分が病院に行くの遅れてしまったんだよね。

『昭和15年1月20日○○64歳』

これは曽祖父かしら?

お墓って本当に謎。

曽祖父母世代からしか遺骨入ってないし、その前とか江戸時代とかさらにもっと昔のご先祖さまはどこにいるの?っていつも思う。

庶民向けのお墓というシステムは、明治や大正以降と比較的新しいものなのかしら。

だとしたら、曽祖父母よりも前のご先祖さまは土に帰ったのか?

うーん、謎だ。

本当ならこういう話、生きているうちに親に聞きたいけど、ブロックしてるからなぁ・・・。

祖父が生きていたらもっと聞いてみたかった。

誰かが亡くなった時じゃないと墓石の下って開けないから、まさにあの世の入り口的な世界に感じる。

婿養子貰うよりもお嫁に行く人の方が圧倒的に多いだろうから、女性は結婚すると血の繋がりはない墓石に眠るというなんか不思議だよなぁ。

私はもうお嫁に行く予定はないので、祖父母とこれから入るであろう父母と一緒にこのお墓に入る予定。

『将来お邪魔しますのでよろしくね。』の思いを込めて1人でお墓参りをしてる。

母は年に1回行くか行かないかで、他は全然誰も行かないから尚更。

父は婿養子なので、父の方のお墓もお参りたまには行かなきゃなぁとは思うんだけど、お寺がどこかいまいち分からなくて亡くなるまでには聞いておかなくては。

いくら家族と絶縁したくても、生きているうちにこういう最低限のやらなくてはいけないことってあると思ってるので、なんか無視できない。

それにしても私の兄夫婦も入るわけだから、すでに5人入っているところに年齢順で言ったら追加で5番目か。

10人も墓に入れるのか?

別に入らなくてもいいんだけど。

4人目で満員ですってなって、私が墓石自分で建てなきゃいけなくなって、隣の墓石にひとりぼっちとか死んでもなお独りかよって思うとそれはなんか悲しすぎる。

よっぽど前世と現世で悪い行いしかしなかったかよって自分に突っ込みたい。

だったらトイレに流してくれって感じ。

お墓参りに行って、なんか色々考えさせられた。

本当はもっと自分の家のこと把握しておかないと。

両親が死んでしまったら死人に口なしだから、死後の処理が色々めんどくさくなりかねない。

話したいけど話したくない。

ものすごい葛藤で悩む。

ツーリング墓参りの帰りに撮影した権現堂が人も全然いなくて、まるであの世の入り口みたいに綺麗だった。

行ったことないけど。

 

 

 

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