緊急事態制限が解除されてから、ようやく新規のお客さんからのプライベートレッスン予約が入った。
1人、また1人と、新規のご予約がこのまま増えていったらいいなと切に願う。
プライベートレッスンはもうすぐで4年目に入る。
7月12日で丸3年だ。
あっという間のような、長かったような。
過去の売上管理表を見ると、いい時から比べて今(コロナ直前まで)は20万円近く売り上げが下がっているのを見ると、このままでいいのか?なんて考えてしまう。
在籍キャストもいない分、閉店も自分次第だし、潰れるって発想もない。
完全に引き際は自分次第。
3年目の壁みたいなことをよく聞くけど、今はコロナを言い訳にできてしまうが、もしコロナがやってこなかったとしても、果たして予約はあったのだろうか?と思うともうほぼ潰れているに等しい状態になってたのではと考えてしまう。
相変わらず思考がネガティブ。
考えたところで無意味、考えても出ない答えを考えてしまうマイナス思考。
まぁ自分の性格だから仕方ない。
プライベートレッスンを振り返ってみると、数回通ってくださったお客さんなのに、何故なのか?なかなか覚えづらい印象の人っている。
その逆で、1度しか来たことがないのにすごく印象に残るお客さんもいる。
人としての好き嫌いの相性とか好みの話ではないんだよな。
不思議。
こういうのサービス業あるあるなのか。
何だろうな。
印象に残るにしても、内容も様々なパターンがあるのだけど。
新規のお客さん。
間違いなく、この先もずっと記憶に残るお客さんだと思う。
彼は私が過去にやりたいと思っていたけれど、挫折したことを全て叶えている人間だった。
ここまで発想というのか、やろうと思ってきた思考が似ている人に初めて出会った。
料理人から社会人をスタートさせたところも同じ。
料理人なのに、ちゃんと大学出てるとかも尊敬する。
その後の20代は私が就職の転々虫だったので、まるっきり違うのだけれど。
ある時から始めた仕事の発想転換が見事に一致。
SEの仕事をしたり、海外向けネットショップを運営したり、株やFXなどの投資を行ったり、ワードプレスやブログをやったり、本を数冊出版したり、現在は不動産の投資で生活しているのだそう。
それら全部、個人事業主として、ひとりでやっているのだと。
今日も家を一軒購入してきたなんて嫌味でも何でもなく、さらりと言える地に足のついた普通っぽさ。
凄い、凄すぎる。
内心レッスンどころじゃなくて、ずっと話を聞いていたかったレベル。
どれもこれも、私も興味を持ってやったけど挫折したものや、やってみたいと思ったけれど、私の地頭の悪さから断念したものばかり。
挫折した私と、成功した彼の違いは何なんだ。
話をしながら観察していた。
頭の良さはもちろん。
勘の良さと飲み込みの速さも抜群。
あと1番の違いは、決断力とフットワークの軽さの差なのかなと痛感した。
私なんて30万円のバイクを現金一括購入しているだけで手が震えているようなキンタマの小さい女だよ。
楽天カードで買えばポイントめっちゃ付いたじゃん!!!なんて後から気がついて後悔するようなチンケな女よ。
あぁ恥ずかしい。
この時期、このタミングで、この出会い。
何か意味があるんじゃないかなんて、相変わらず自分の都合の良いように解釈をしてみる。
コロナ自粛生活で、コロナ前の生活を忘れかけ、すっかり仕事のやる気を失いかけていた私に、喝が入った気分。
ほんの少しのアドバイスを、ポイントでくださった。
これは実践に使っていかないと、死ぬ時後悔する気がする。
不動産屋に再就職で転職をする方向で動こうと思っていたけれど、このタイミングで興味深い人間との出会い。
この先もまだ個人事業主として生きていきたい自分にとって、すごく刺激的なスパイスになった。
凄いよなぁ。
ほんの3時間の一期一会の出会いなのに。
レッスンを行いながら、合間にこちらから少し質問させていただいただけの会話で、相手の人生に影響を与えられる人なんて。
自分ができなかったことを全てこなしてきた人だったから余計に尊敬してしまった。
皆さん匿名でレッスンに来るから私が気がつかないだけで、意外と大物な人も来ているんじゃないかと思っちゃう。
無理には聞き出さないけど、女性環境を聞くために職業を聞くと、『映画作ってます』とか『音楽作ってます』とか『テレビ局で働いてます』とか、アメックスのブラックカードでラブホ代払う人とかさ、しれっといらっしゃる。
仕事ばかりの人生で、部長や役員になったものの気がついたら童貞のままおじさんになってしまいましたって方とかも。
仕事にのめり込みすぎて、地位や名誉は獲得したのに、本当に誰にも打ち明けられない悩みだけが残ってしまって。
そういう人に言えない悩みを抱えた方々の力になりたいと思うからプライベートレッスンを続けようって思ってここまで来れた。
まだまだコロナ禍で、たくさんの人が人生の転換期を迎えたり、なにか変化を迎えている時だと思う。
安易に就職に逃げるのではなく、ずっとなりたかった個人事業主としてやっぱり踏ん張り時なのかもしれないな。
マッサージの話をしたら、『(これから始めるだなんて)あと2年は無理だと思うし、ワクチンができなきゃダメだと思うよ〜』なんてあっさり言われ。
経営者のこういうサバサバっぽいところ大好き。
なんか燃えてくる。
自粛生活で、やる気スイッチが行方不明になっていたけれど、なにか道を開くためのヒントをもらえた気がする。
まずは赤字をゼロに戻さないと話にならないわけだけれど。
ほんの少し、些細なことから“ひとりわらしべ長者”的に初めてみる発想。
ほったて小屋からのアパートからのマンションからの最後は一軒家みたいな。
まだ諦めるには早いのかも。
就職に逃げようと思ったけど、もうちょっと・・・もう少しだけ頑張ってみる。
開業3年目と4年目の壁。
踏ん張り時というよりも、真剣にまずは目先の5年を考えなくちゃいけない時かもしれないな。
どうやって生きていくか。
何で生きていくかを。
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