プライベートレッスンを始めて以来、毎月欠かさずに遊んでくださる仲良しのおじさんはいつも私にラブレターを書いてきてくれる。
口下手なのか?私の切れキャラに気を使って下さっているのか?会話はするけれど、いつも色々な話や相談をしても温かく見守っていて自分の考えを話してくれたり、意見や考えは一切示さない優しいおじさん。
けれど、ブログも読んでくださっているからか、私の気持ちは伝わっていて毎回書いて来てくださるラブレターの文章はとても的確な内容でハッとさせられる事も少なくない。
先読みされているかのように、今回相談したいなと話したいなと思う事がラブレターにおじさんの考えがや思いが綴られているので、いつも帰り道にそのラブレターを読むのが恒例の楽しみになっている。
そんなおじさんからの今回のラブレター、恐らく先日書いたひとりぼっち。の日記を読んで共感してくださったのかなと思う。
“ある日突然ワケもなくこみ上げる生きていくことの不安や寂しさ、孤独、溢れる涙と共に立ち尽くして動けなくなった。”
孤独の経験者なら分かると思う。
そんな突然が襲って来たときは、私はただひたすらベッドで布団かぶって泣き腫らす。
泣けるうちはまだ大丈夫、そう言い聞かせては泣いて。
それでも立ち直りきれない時もあるけれど。
だからおじさんの手紙に書かれていた過去を読んでとても心痛く泣きそうになった。
孤独や寂しさはみんなそれなりに経験があることで、それで人の痛みを分かってあげられる。
けれど、私が孤独や寂しいを日記に書くことでまるで競争みたいな言い方をしてくる人もいた。
別に私は悲劇のヒロインぶっている訳でもないし、ただ、今の感情を思ったまま日記に記録して何が悪い?とでも言いたくなる様な。
「あなただけが孤独で寂しい訳じゃない、俺だって孤独で寂しいんだ」と。
なんだ?その寂しい競争。
んなこと私に言われてもどうする事もできない。
孤独で寂しい者同士温め合いましょうというのもそんな事で単純解決できる話でもない。
パートナーを持って、子供を持っていても孤独の瞬間なんてきっとあるはずだし。
みんな持っているであろう感情の一部。
それとおじさんの手紙を読んでいて伝えたかったこと、そのままずっと独身だったり、バツイチだったり、長年別居していたりと理由は違えど、1人生活が長い人は本当に何かしら原因を持っているということ。
風俗に遊びにくるお客さんを見ていても良くわかる。
相手を思いやるプレイができない人や、コミュ障のお客さんの独身率は高い。
昔母が話してくれた事で、すごく今でも印象的に覚えている話がある。
母が60歳くらいの頃にカンボジアに井戸を寄付しに行くというツアーへ1人参加したときのこと。
1人参加者同士、初対面のおばあさんと相部屋になったそう。
70歳近いおばあさんで、ずっと独身のおばあさんは同じ部屋で寝泊まりしている母に全く気が使えない人だったそうだ。
長年染み付いたおばあさんの生活スタイルのいつもの通り、朝5時前には起きて、スーツケースの荷物整理を始めビニール袋のガサガサ音で全く眠れない数日間だったそう。
お一人様が長くなると、本当に周りに気を使えなくなる。
分かりやすいのは牛丼屋の様なお一人でサクッと食べて帰る店での、食べ方の汚い男性の多い事。
周りに注意する人が居ないんだろうな。
くちゃくちゃ食べようが、電話を使いながら、漫画を読みながら食べようが誰にも迷惑かけない。
だからたまに会う誰かと一緒になったときに気を使えない人間になってしまう。
食べるペースすら相手に合わせる事もできない人になる。
人と触れ合う事で人間は気遣いや思いやりを学び、成長するんだなとほんと改めて思う。
私も神経質だと自覚して居ながらも、1人が長すぎるせいで、いざ誰かと旅行したり食事をした時に相手に不快にさせない気遣いができるかどうか不安になる。
気に掛けてくれる人がいない、気にする人がいない、気を使わなくても迷惑かけない、そんな生活が長くなると、迷惑行為に気が付けない年寄りになってしまう。
それがいつしか老害に繋がってしまう気がする。
あぁ怖い。
いじわるばあさんになりそうで、今から不安になる。
煙たがれるおばあさんにだけはなりたくないな。
1人が長いとはそういうことにもなり兼ねない。
だからもし将来独りになる道を選ぶということは、そういう事もあり得るんだってことをよく考えてから行動しないといけないな。
1度でも結婚ができてる人は、無条件に羨ましいと思えるし、尊敬する。
結婚生活の内容はどうであれ、協調性や他人を思いやる心は少なくともお一人様よりはあると思うから。(例外もあるけれど)
独りが長いって、いい意味でも悪い意味でも他人に無関心になる。
私には無縁の“家族がいるから頑張れる”って感覚・・・1度くらい味わってみたいよ。
曖昧な表現で書いたので、ラブレターのおじさんにしか伝わりにくい内容になってしまったかもしれないけれど、それでいい。
いつも手紙と一緒の差し入れは食べ物じゃなくて、以前ブログに書いた私の希望通りのクオカードにしてくださる優しさ、参考になる本を持って来てくださったり、悩みの答えを一生懸命考えてくださったり、応援してくださって本当にありがとう。
いつか生存確認しあう関係になっていたら面白いけれど、それを楽しみにしたら独りに戻る事をすすめているみたいですごく嫌だ。
他人がとやかくいうことではないけれど、本当の独りぼっち、独りに戻るという事は、ずっと最初から独りだった人よりも孤独の感じ方は辛いと思う。
だから独りに戻るという事・・・よく考えて。
おじさんの幸せを願う曼荼羅より。
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