お店の嬢が何やら緊縛に興味があるらしく、先月講習に行っていた。
彼女はSM系を売りにしているわけではないけれど、ある緊縛師の方の本を購入しあまりの美しさに魅了されたらしい。
今月も彼女はその講習に参加しに行きたいのだけれど、縛られてくれるモデルさんがいなくてと言って困っていた。
ならばと好奇心旺盛な私が縛られに着いて行った。
緊縛の世界なんて昔、にしおかすみこが女王様キャラで流行っていた時に、お笑い芸人をやっていた友人が受け身のM嬢キャラを勉強するためにと六本木のSMバーに連れて行かれた時以来ぶりだ。
デブの私が縛られるとか、チャーシューにしか見えないけれど。
やっぱりSMの世界は美的感覚的にもお互い細身な方が美しいなと実感。
新宿2丁目のとあるスタジオで行われる緊縛レッスン。
見とれてしまうほどものすごく美人な元女王様の先生。
話し方も女王様の名残があるというか、元々S気質な方なのかなといった印象のクールビューティー。
元女王様であっても講習は風俗的なものではなく、健全なというか、楽しんで縛る緊縛講習といった雰囲気。
確かに現役のSM女王様たちが、今更人に聞けないからとこっそり参加することもあるらしいけれど、この日の参加者さんたちはみんな普通の人ばかりな印象だった。
スーツ姿のサラリーマン。
大学生くらいの男の子。
一人で参加する人もいれば、カップルで来ていたり。
約3時間のレッスン、何度も何度も縛られる私。
その横では、上から吊るされている女性がいたり、男性同士ペアの二人が縛りあっていたりと身動きは取れないけれど、見ているだけでも飽きない。
緊縛とは性的興奮のための嗜好なのかと思っていたけれど、講師の方の本を見て、実際目の前で見て、芸術的な観点からみることができるんだなと勉強になった。
普通の麻縄の色もいいけれど、縄を染める講習もあるらしく赤色で練習している人たちも。
本には黒い縄やピンクの縄など、様々な色で多種多様な縛り方。
とても美しい世界を見させてもらった。
そして連れて来てもらった彼女はとても勉強熱心。
緊縛モデルを私がする代わりに、お礼にと色んなソープで学んだマットプレイを今度教えてもらえることになった。
毎回お礼を金券で頂くのはなんだか申し訳ない。
持ちつ持たれつ。
いつも誰に対してもお礼をしないと気が済まない性分の人というか、毎回お礼されていたら参加しづらくなる。
なので代わりに吉原ソープ流のマットプレイや福原ソープ流のマットプレイを教わることになった。
マットがないお店でも、出稼ぎデリヘルで働いても風俗をやっている限り、技は無駄にならない。
これは金品でお礼されるよりも有り難い。
お金のために始めた仕事だけれど、新しいエロ技を習得する楽しさを感じれるまでになったなんて、自分のメンタルも成長したもんだな。
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