後半、もし犯人(原因)が分かるより先に分かったら、あなたは名医?いや、名探偵?かもしれない。
去年2月頃から右手の親指と人差し指の指紋がなくなるほど皮膚がボロボロになり、指紋認証にも使い物にならなくなった。
日に日に悪化して、3月に近所の皮膚科へ行ったら汗疱だと言われ、軽めのステロイド入り軟膏を処方されたが、一向に改善している気配はなかった。
皮膚科医でもないし専門家を否定する気はないけれど、この画像の手を見て汗疱・・・?と違和感感じるのは私だけではないはず。
国内のステロイド外用薬の5段階の強さランクで上から2番目に強い「ベリーストロング(とても強い)」に分類されるアンテベートクリーム0.05%と、非ステロイド性の皮膚疾患治療薬(外用薬)スタデルムクリーム5%を処方された。
右手
2ヶ月塗り続けたが、一向に改善する兆しは見えず。
症状は徐々に範囲を広げて左手のひら上部と中指と薬指までおかしくなった。
左手
症状の出る部分は両手全部ではなく、まばらなのだけどくっきりと同じ場所だけ。
痒み、腫れ、蕁麻疹?湿疹?のようなぶつぶつ感、皮剥け、パックリ割れ、指の感覚鈍麻などなど、色んな症状が同じ場所に繰り返し現れた。
食事をしてから1〜2時間後に痒くなったり、夜中に手の猛烈な痒みと熱さで目が覚めた時もあった。
このことから絶対に合わない食べ物があるのではないかという確信はあったけれど、グルテンの害悪性を実感したばかりの頃で、小麦が原因では?という思い込みからなかなか抜け出せずにいた。
ステロイドが効かないのなら、まずはガサガサだけでも保湿したいと思い、市販の軟膏を色々試した。

尿素はカチカチになった角質は柔らかくなるけどパックリ割れには滲みるし、ワセリン系配合は表皮柔らかくしてくれるけれど内側まで浸透しないのでイマイチ。
皮膚トラブルって、体の中からの炎症悲鳴だと思っているから対症療法の塗り薬ばかりで、皮膚炎系自体の漢方薬も結局根本原因を断絶しないとお肌は治らないと痛感した。
この中で1番マシかな?使えたかな?と感じたのは紫雲膏あたりだろうか。
治りはしないけど、ごま油みたいなにおいでねっとりベタベタ系の軟膏は塗ったら何も手に持てなくなるので、寝る時に100均の保湿用の保護手袋を履いて就寝することで乾燥対策にはなった。
とはいっても全然治らなかったので、夏頃には別の皮膚科へ。
湿疹、皮膚炎、乾癬(かんせん)、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)などの治療に使う国内最高レベル(ストロング)のステロイド、クロベタゾールプロピオン酸エステル軟膏0.05%と亜鉛華軟膏を処方された。
ちょっとマシになったような気もしたけれど、痒みには若干効果あったようだけれどそれ以外は改善の兆し無し。
だんだんイライラしてきたので、家にある処方軟膏と市販の軟膏系を片っ端から試し塗り。
抗真菌薬のクリームは効いたような気がしたのだけど、皮膚科の先生にはありえないと否定された。
皮膚疾患で調べ物をしていると頻繁に記事が出てくる某皮膚科のオンライン診療も受診してみた。
そこではデュピクセントの投与が可能かどうかを相談したが、私の症状では適応外とのことだった。
代わりに膠原病の名医の知り合いがいる大きな病院に紹介状書きましょうか?と言われてショック&驚き。
私のこの症状は自己免疫疾患の始まりなのか?と。
なぜなら、姉が膠原病だからかなり動揺したが、直感で一旦断った。
秋頃にはさらに悪化。
半年ぶりに最初に診てもらった皮膚科へ。
処方してもらったステロイドが効かなかったことを伝えたら、女医ブチ切れて怒鳴り声上げてきた。
効かなかった時点でなぜまた来ないのかと。
『私の治療に従えないのなら、今すぐこの病室から出て行きなさい!!!』と物凄い威圧してきた。
私の説明一切聞く耳持たず、まくし立ててきた。
さらに『あなたの診断に従っていたら、医者がいらなくなるじゃないか!!!』って。
あまりの声の大きさと威圧に驚き、思わず泣いた。
50代の更年期ババアの女医に泣かされた40代中年ババアの構図が今思い出しても情けない。
今どきね、街のクリニックで待ち時間が4時間近いなんてありえないだよ。
1人1人丁寧な診察をしているから待ち時間が長くなると自負していたけれど、私はこの時に2つのことを悟った。
本当の名医は通わせない。
保険診療のみの皮膚科なんて最近じゃ珍しい気もするが、単純に自費診療メニューなしで安く、繰り返し通院しても治らないから何十人と通院しているのではないかと。
それと4時間近くの待ち時間、普通の患者なら嫌になる。
暇を持て余している老人や、お金がないから絶対に保険診療で意地でも治すという人以外は他の皮膚科に行く。
さらに私のように、治らないから他の皮膚科へ行くとなると、完治しているところまで見届けていないから、こういう医者の成長妨げになり、負のスパイラルに陥っているのではないかと感じた。
やはり原因を突き止めたら、ちゃんと報告に行くことでこういう医師も診断力が上がるんじゃないだろうか。
自分のセックスレッスンでも報告をくださるお客さんがいるから答え合わせができ、成長に手応えを実感できるから自信に持つ上がる。
それと同じことなんだろうなと思う。
自信がないのか、患者多すぎていっぱいいっぱいなのか、ただの更年期なのか、少なくとも患者の話も聞かずに怒鳴り散らして威圧し泣かすという行為は、医師である前に性格に問題ありありだ。
しかも処方された薬は、国内の5段階のランクのうち、最も作用が強い1群(ストロンゲスト)に指定されているデルモベート0.05%とスタデルム5%で、結局別の皮膚科で処方されたクロベタゾールプロピオン酸エステル軟膏の先発品を処方されただけで治療は変わらず。
怒鳴られちゃったし、相手は医者でプロだし、私は素人だし、仕方がないので言われた通り毎日軟膏をちゃんと塗った。
ところが塗り始めて2日、運悪く1番症状が酷く悪化してしまい、もう怖くてステロイドが塗れなくなった。
もう2度と行かないと決め、ChatGPTに相談しながら、別の皮膚科を探した。
自分で検索しただけでは絶対に辿りつかないような場所に、西洋医学と東洋医学の両方を取り入れた治療をしている皮膚科を見つけた。
症状が出てから10ヶ月経過し、この頃には半ば諦め気分で、どこの皮膚科もぱっと皮膚の症状を見ただけでステロイド軟膏を出すだけというお決まりなので、全く期待をせずに受診した。
ところがここの先生は今までのどこの皮膚科ともちょっと違った。
患者の仮説を親身に聞き、否定をしない。
保険診療以外の自由診療も提案はするが押し売りはしない。
そして血の巡りの悪さも関係しているからと アンテベート軟膏0.05%と一緒に漢方薬から治療スタート。
これまでの経緯も説明すると、ステロイドは徐々に慣らして上げていくもので、ステロイド塗布の間が空いているのにいきなりストロンゲストの軟膏はちょっと・・・と驚いていた。
診察室でも姿勢が悪いと血の巡りが悪くなると言って、私の背中肩甲骨の間に先生の膝をぐいっと押し当てて胸椎伸展のストレッチ。
こんな先生初めてだわ(笑)
だけど独学なりに東洋医学を勉強してきた健康オタクの私には先生の言っていることが全て理解できる。
ようやく相性の合う皮膚科の先生を見つけた。
また違う意味で泣きそうになった。
ここから定期的にバイクで約30分かけての通院が始まった。
その都度、自分でも症状が出たら調べてはできる対処をしつつ、こちらが言うマスト細胞活性化症候群(MCAS)ではないかとの仮説にはロイコトリエン受容体拮抗薬と抗ヒスタミン薬などの欲しい薬のリクエストも申し出ると、治療に納得があると先生も処方してださった。
そして実際に効果も実感できた。
毎回私の仮説と人体実験に付き合ってくださるめちゃくちゃいい先生。
指の感覚が鈍麻すぎていた時に爪に小さな白い点が出ていたので、もしやと思い亜鉛の高濃度サプリを継続して飲み始めたら指の感覚が戻って白い点も治った時は、先生も私の指をマジマジと見て驚いていた。
同時期、手の甲の切り傷も1ヶ月経っても色素沈着が消えない時は、アルギニンとシトルリンのサプリメントを飲んだら3日で薄くなったのにも驚き。
先生の言う、巡りの悪さを痛感。
その頃には桂枝茯苓丸も処方してもらっていたので、相乗効果の可能性絶大。
ツムラの漢方薬3種類のまとめ飲みは、他の医師からしたらきっと前代未聞。
他のクリニックの医師や薬剤師さんにはありえないとか苦い顔をされた。
だけど治したい一心で、先生と私の2人3脚な人体実験は徐々に改善の兆しが見えてきた。
今年に入り、発作のように現れる痒みや痛みや皮剥け症状の頻度が激減。
モンテルカストとデザレックスが特に症状を抑えてくれている印象を感じた。
あともう一歩。
この先生との話がワクワク楽しすぎて、保険診療とか論文リサーチとかではなく、先生が今まで診察してきて感じた経験の”仮説”まで話してくれて、私が毎回”仮説”を持ってくるから、先生の仮説も話してくれるまでの関係になった。
でも健康オタクになった私には先生の仮説も理解できた。
この先生、面白い!面白すぎる!
そして今年3月頃、ふと、これ小麦じゃないわと感じた。
他を疑い始めて、ミステリー小説の犯人探しをするかのように思考でこの1年を振り返る。
どこかに見落としている何かがなかったかと。
そこで11月頃に区の健康診断を受けた際、おばあちゃん内科医の診察中に首をめっちゃ触り足の浮腫もチェックされていたことを思い出した。
さすが昭和の医者。
最近は問診で顔も見ない数字しか見ない医者が多いなか、触診も丁寧にやってくれたことがヒントになった。
首の甲状腺を念入りに触られたのは10年ぶりだ。
風俗嬢になりたての頃、仕事のたびにお客さんと一緒にイソジンでうがいばかりしていた。
お客さん側からしたらプレイの前後で1日2回で済む。
でも風俗嬢はお客さんの人数×2になり、やりすぎだ。
甲状腺が腫れているから検査をしに行ってと当時言われた記憶を思い出す。
イソジンを使うのをやめたら風邪の症状も出なくなったので、あぁこうやって良い菌も死ぬんだな〜と思ってそれ以来自分はイソジンを使わなくなった。
そして新たに思いついた仮説。
どうやら私は海藻、ヨード(ヨウ素)がダメなのではないか?ということ。
調べていくと、この時、異常な寒気やありえない便秘、徐脈、声枯れ、疲労感、だるさ、不自然な体重増加、まぶたの重い腫れ、脱毛、皮膚の乾燥などなど、甲状腺機能が低下している時に出る症状がほとんど当てはまっていた。
ふと、自分の首の前部分を手で撫でてみると、なんじゃこりゃ。
左右差があるけれど特に右の甲状腺の位置がボコッと膨らんでいる。
この1年振り返ってみると、ダイエットで和食メインの食生活に切り替えて、血液サラサラにしたいからとおやつまで寒天やところてんまで頻繁に食べ、毎食の味噌汁に昆布の粉末出汁、液体の昆布出汁を使った鍋や煮物などなどめちゃくちゃ海藻を食べまくっていた。
和食に切り替えてから23kgも面白いくらいに体重が落ちてくれたのに、去年夏頃から食事は変えていないのに半年で10kgも増加するというパーソナルトレーナーさんも首を傾げるレベルの違和感。
この仮説を信じ、一切の海藻をやめてみた。
すると、まずは手に発作のように現れていた症状が出なくなった!!!
これはビンゴだ。
犯人は海藻だったのか!
そこで甲状腺機能が心配になり、甲状腺内科にも行ってみたが、T3は2.65、T4は1.16、TSH1.81と全て基準値以内で正常だった。
うーん、謎だ。
だけど確実に犯人は海藻なんだ。
なぜなら、1ヶ月海藻をやめていたら皮膚症状がどんどん改善し、かゆみも痛みもパックリ割れも出ずに皮膚が綺麗になっていったから。
そこに久々の海藻をしっかり食べたら、一気に指がカサカサに痒みとアカギレのような症状が現れた。
ネットで調べると、卵にもヨウ素は含まれるみたいで、卵は1日3個は食べるから完全にそれを優先するために海藻を諦めることにした。
怖くてヨード卵光とかもう買えない。
謎だけど気のせいじゃない。
私は血液検査が正常でも、私の体内で実際に起きていることを信じることにした。
でもまさかのびっくり。
この3ヶ月近く通った皮膚科の先生も看護師さんも、甲状腺の血液検査の結果は正常値だったのだけど、それでも海藻が原因だったと伝えたら驚きもせずに、『ありえることではある』的なことを言ってくださったから、本当にいいクリニックに出会えた。
そして自力で犯人を見つけられてホッとした。
人体の不思議というのか、ほんと謎。
なんとなくの不調で行った検査結果、数字だけを鵜呑みに信じないこと、医者がなんと言おうと自分の感覚を信じ、自分の頭で考えて仮説を立てて調べ、犯人(原因)探しをすることの大切さをこの時にも学んだ。
これで原因究明せずに、医者が問題ないと言ったからと気にせずに食生活を変えていなかったらと思うとゾッとする。
今も主婦あるあるの手湿疹だわ〜とか汗疱だわ〜と思い込んで、ステロイド塗ってもなかなか治らないわ〜なんて。
きっとそうやって本格的に自己免疫疾患とか橋本病になっていくんじゃないかと思う。
2年前には実家の店の常連客さんに甲状腺内科の看護師さんがいるのだけど、私の目を見て『甲状腺機能気をつけてね』って言われたことも思い出した。
ついでに10年前に行った遺伝子検査の私のハイリスク病名を確認していたら、その中に『バセドウ病』と『橋本病』が1.9倍のハイリスクに載っていて、さらに母方の親戚にバセドウ病がいるらしく、ゾクッとした。

本当に、本当に命拾いしたなと思う。
四毒抜きが流行っていた一昨年〜去年、Instagramのその界隈で謎の手荒れしている人を何度か見かけた。
和食の素晴らしさと共に、ヨウ素の盲点、摂りすぎを注意しなくてはいけないことを学んだ。
何事もほどほどが大事だと痛感した。
謎の手荒れがステロイドじゃ治らない人、進行して病名がついてしまってからでは寛解はできても完治は難しい。
未病程度の違和感のうちに、普段自分が食べているものを一度疑ってやめてみるのもありかもしれない。
↓イイネと思ったら・・・
↑ポチッと応援お願いします。












コメント