このままボケーっと生きて行くと、間違いなく風俗業界10年目。
9年目も過ぎてカウントダウンが始まった。
このブログの1番下に風俗嬢になってからの日数を、毎日カウントしているのだけれど今日見たら『風俗嬢になって3389日目』ってなっていた。
日数でカウントすると長いのか短いのかピンとこない。
年数でカウントすするともうすぐ10年。
10年ひと昔っていうけれど、社会人として生きた約10年と社会不適合者として生きた約10年か。
どちらの生き方の方がいいとか悪いとか比べる気も起きない。
どちらも一長一短。
ただ合うか合わないかだけ。
どちらかというと社会不適合者なりに頑張ってフリーランスとなった今の生き方は割と生きやすさはあると思う。
だけど、それでも一長一短。
無いものねだり。
フリーで働き1人で生きる人間の孤独さといったら半端ない。
社会との接点もないし、話し相手もいない。
仕事はひたすら受け身で予約を待つしかない。
嘆いたりぼやいたり一緒に息抜きをするパートナーもいなけりゃ、相談できる仕事仲間もいない。
在籍嬢には有能無能関係なくスタッフがいる。
個人でキャスト兼経営者をやっていると、他人との接点もないし新しく人と関わることもないし一生このままになってしまいそう。
黙々と在宅ワークをこなして、話し相手いなくても全然平気というお客さんたまにいるけど、メンタルの強さに尊敬する。
最近アラフォーやアラフィフ世代になって同棲や結婚した方の話を耳にする機会があって、夢があるなぁと感激した。
43歳で別居婚した女性。
男性の方がかなりぞっこんだそうで、彼女は長年弱視の母と娘の2人暮らしでお嫁に出て行くには躊躇うけど子供は欲しいと、旦那さんの方が家の近くのマンションに引っ越してきてくれて、週末婚と妊活を頑張っているとか。
ADHDとASDと鬱持ちのアラフィフ男性が再婚前提に同棲を始めるという話も聞いて感動ワクワクしてしまった。
交際0日婚した男性もいて、心底羨ましい限りだよ。
発達障害了承の上での結婚も、別居婚に週末婚も、交際0日婚もぜーんぶ私の憧れだわ。
一体どうしたら別居婚とか週末婚とか発達障害でも細かいことは気にしない度量の大きい人に出会えるのだろう。
実家の墓問題で、嫁に行けなかった私は墓に入れてもらえるのか定員数的にどうなんだと悶々としていた時に兄に言われた『長男以外は自分で墓を建てるものが常識みたいなことを言われた時に、私は独身でも両親と同じ墓にすら入れてもらえず死んでもボッチかよ』と涙が止まらなかった時、姉の旦那がたまたま電話越しでこの話を聞いてて『うちのお墓に入れてあげるよ、入りゃいいじゃん。』ってあっけらかんと言ってくれて。
思わず笑ってしまって、どーでもいっかって少し吹っ切れた。
常識とか、本当にそうなったら困るとか、何も深く考えずとも一気に気持ちを軽くさせてくれたこの度量のデカさというか、すごいなぁこのユーモアのセンスには敵わないなってよく思わせてくれる。
なんで実家の財産目当てみたいな発言しちゃうクソ姉の旦那やってるんだろな。
夫婦ってそんなもんか。
得意不得意を補い合ったり、どちらかが性格が悪いとどちらかがそれをカバーしてるみたいな凸凹。
この夢のある婚活成功者の方々からの情情報を参考に、出会った場所とか聞いて取り入れてみたり、すでにやってみていたりもするのだけど、なんか自分にはご縁のタイミングはやってこなかった。
夢はあっても現実は厳しいな。
家族を持ちたくても簡単には持てない国だもの。
みんな真面目すぎるんだよ。
真面目過ぎてるから病むのだし、人生を諦めてる。
不誠実な人間は大嫌いだし問題を感じるけれども、もっと真面目に不真面目を生きたらいいのにって側から見てて思う。
お客さんを見てて思うのは、真面目なのに変に男としてのプライドや体裁が邪魔して度量が狭い人多過ぎ。
もっとケ・セラ・セラで生きればいいのにって思う。
まぁ自分も2、30代はひたすら上がらぬ低賃金で真面目に働き過ぎてたから病んだのかもしれないから、人のこと言えんわな。
男と女が揃っていて婚姻関係にある上で子供を持つことが幸せであると、日本の法律で決められた正しい家族という価値観を押し付けられてて。
それに苦しむ人々の声はガン無視日本。
まるで普通じゃない、人間じゃないみたいに言われているように聞こえる。
これだけ自分の家族を持ちたいと望んでいる人間がいるのに。
先月は風俗嬢に恋したお客さんからの予約が結構多かったのだけど、たまにその風俗嬢が羨ましいなって思う人もいたりする。
職業偏見とか細かいこと言わず気にせずに、その風俗嬢のことを人として好きって。
その男性が素敵とか好みとかどうではなく、それぐらい真っ直ぐに風俗嬢を人間として見てもらえてるって、その風俗嬢さんの魅力なのだろうけどそれを差別や偏見に邪魔されずに突き進まれるのは羨ましい限りだわ。
マッチングアプリで何度も恋活してきたけど、本気になれる女性に出会えてこなかった素人童貞さんが風俗で人生で初めて本気の恋をしたって方が成就した報告をもらった時に、この男性の度量のデカさを感じた。
滅多にいない思慮深く色眼鏡で見ない男性の凄さは、水商売と風俗でたくさんの男性を見てきた自分からすると、こういう男性に惚れられる女性は本当に羨ましい。
他人を羨ましがる言葉って、基本惨めになるだけだから言わないし嫌いなんだけど、立て続けに幸せそうな話を聞いてちょっと揺らいでしまった。
社会不適合者が結婚適合者になれるわけないのにね。
人の話聞いて夢があるっ!!自分にも・・・?!と思ったけれど現実は甘くないわな。
他人の幸せ話を保養に、ご馳走様ですって思うしかない。
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