昨年10月に今の部屋へ引っ越してきてから気がついた隣人とすずめの騒音問題。
12月に入ってからマンションの掲示板に異臭と騒音についての注意書きが張り出されていたので、1ヶ月以上かかった引っ越し後のDIYで、電鋸や電動ドリルなど無自覚の騒音で自分だったらまずいなと思ったのと、そうでなかった場合の隣の部屋の苦情をそれとなく伝えるために管理会社に電話した。
まずは苦情が出ている部屋は私ではないということで、ひと安心。
次に隣の部屋のことを伝えることにした。
壁が薄くて響きやすい物件であることは十分承知していると伝えた上で、それでもやっぱりさすがに深夜3時半まで大声で叫ばれたらたまったもんじゃない。
お隣さんへ引っ越しの挨拶をした時は30歳前後の男性だけしかいなかったけれど、どうやらカップルの2人暮らし。
男性の声は全くしないのに、会話している時の女性の声だけがべらぼうに響く、うるさい。
しかも夜型の引きこもりカップルなようで、日中うるさいことはほとんどないのに、夜になると元気。
多分ゲームをやっていると思われる。
『マージーでぇぇぇぇ!!!!』を連呼したり、『ハハハハハハハハハ』というものすごく気持ち悪い笑い方をする隣人女。
聞いてて不快になる笑い方をする人間っているんだなって最初は変に感心してしまった。
去年睡眠時無呼吸症候群の検査で、毎日睡眠記録をレポートしなくてはいけない最中の真夜中の叫び声に起こされ、ストレス限界を迎えた。
それを管理会社に伝えたところ、こちらではできることは何もないのでうるさくて困ったら、警察を呼んでくださいということで終わってしまった。
スズメの話も伝えたが、特に向こうから伝えてくることは何もなかった。
相手は歌舞伎町近辺に住む引きこもりの若い男女カップルなわけで。
夜中に乗り込むには相当恐怖がある。
まずは軽めのジャブから入れておくことにした。
といっても、長文になってしまった手紙。
日中の生活音はお互い様だと思っているので仕方ありませんが、0時過ぎの騒ぎ声は勘弁してくれということと、鍵を閉める時に確認するガチャガチャ音ももっと気を使え的なこと、男性の声は聞こえないのに女の声だけがうるさいということを書いてポストに入れておいた。
ドアポストではなく、あえて1階のポストに。
Wordを使ってA41枚のお手紙。
お隣さんは角部屋なので、こちらが名前を名乗らなくても完全に私だとバレバレだ。
いつもは楽しそうなバカ笑い声がうるさいなあと思うほどに仲良しカップルなんだなと思っていたけれど、ポストに入れた翌日、カップルが大喧嘩しているのか、女のヒステリックな叫び声が壁からダダ漏れてきた。
追加でうるせぇって怒鳴り込んでこようかと思ったけれど、まだ夕方過ぎだったので騒音はお互い様と思うことで、グッと堪えた。
男性は物静かなのに、ドアの開閉音といい笑い声や話し声などとにかく女性の生活音がうるさい隣人カップル。
相当ガサツな女なのかなと、いっぺん顔が見たくてたまらない。
しばらく効果はあったようで0時過ぎはだいぶ静かめにはなったが、結局人間というのは忘れる生き物。
最近また徐々に女の声だけ漏れ始めてる。
イライラ感情爆発して乗り込まないようにしないと。
隣人ガサツ女は言葉が通じない日本人じゃないんだとか、育った生活環境があまりにも違う外国人なんだろうとか、障害があって自分で声を制御できない人なのかもとか、色々我慢するための理由を自分の中で取り繕って辛抱してはみている。
まぁ、また注意するのは時間の問題だろうな。
2つ目の騒音問題、スズメに関して。
毎朝バトルの結果、あれからベランダに来る頻度は減ったけれどそれでも1週間に1〜2回程度はスズメの声で起こされる。
隣の部屋との境目にある仕切り壁の上によくとまって休んでチュンチュン言っているので、そこに洗濯ハサミを挟み、留まれないように対策したり、ベランダにある給湯器の上にも休めるスペースがあったので、段ボールを乗せてそこにも留まれないように対策した。
だいぶ起こされる頻度も減ってきた頃、日中にチュンチュンうるさくて思わずレースカーテンを開けて外を見ると、ベランダの前に長く伸びるWi-Fi用の電線の上にスズメがこちらを向いてうるさく鳴いていた。
え?あのスズメ、なんでこっち見てんの?
しばらく睨み合いをしても逃げやしない。
チュンチュン言って何かを訴えているようで、気持ち悪い違和感を感じた。
絶対うちのベランダには留まらせない糞をさせないという執念のもと、段ボールと洗濯ハサミとベランダ窓を蹴るの3体制のお陰でかなり起こされることも減っていた矢先、先日風の強い日に、段ボールが隣人カップルとは逆の一人暮らしの高齢女性のベランダの方に飛んで行ってしまった。
あぁぁぁ。
最悪なことに12月から彼女は帰ってきていない。
同じフロアの別のお婆さん曰く、病気で入院したのだけど予後が悪く妹さんの家に行っているとのこと。
残念だけど、しばらく段ボール対策は断念するしかない。
まぁだいぶ静かになってきたから大丈夫かな。
隣のお婆さん、数ヶ月後に帰宅してベランダ見たら知らない段ボールにびっくりだろうな。
朝ゴミ捨てをした時に、たまたま挨拶がてら雑談をした同じフロアで、騒音カップルとは反対側一番奥の角部屋の80歳近そうな一人暮らしのお婆さんから不可解な話を聞いた。
私の住むフロアには6部屋ある。
端から順にAが騒音カップル、Bが私、Cが入院中の高齢女性、D不明、E小学生と中学生の息子2人と住むシングルファザーの男性3人暮らし、Fがこの時話した高齢一人暮らしの女性。
Fのお婆さん『うちの部屋、特殊な鍵を付けているから、開閉時にうるさくないですか?』
私『離れているからか、1度も気になったことないですよ。』
F『隣の部屋の男の子たちが、人の家に勝手に入り込んで物を漁ったりトイレ勝手に使っていくから、勝手に開けるとピーピー鳴る鍵を付けているんですよ。』
私『え?隣って、あの中学生の男の子と、小学生の男の子はエレベーターで挨拶する時に元気に答えてくれるあの子たちですか?!』
F『そうなのよ。もう怖くて怖くて。』
私『大丈夫なんですか?!何かできることあったら言ってくださいね。』
F『でもお勤めでいつもいないでしょう?』
私『私ほとんど在宅ワークなので、家にいますから。』
っていう会話をしたのだけれど、後から冷静になって考えるとじわじわ来る恐怖。
謎だらけで、ツッコミどころ多過ぎてハテナしか浮かばん。
なんで警察に通報しない?
なぜ管理会社も掲示板にもその旨がない?
特殊鍵つけているのにまだ勝手に入ってくるのか?
いろいろ疑問を思い浮かべているうちに、認知症に片足突っ込みかけてる自分の母が思い浮かんだ。
あ、もしかしてこのお婆さん認知症きてる?
もしくは虚言?
老若男女問わず孤独を極めると、虚言出る人いるからな。
あの“被害者な私可哀想でしょ?”だから構ってね系にも取れる最後の嬉しそうな笑顔が引っかかる。
隣人が勝手に家に入り込んできたらそりゃ恐怖だけど。
事実だったとしても、痴呆だったとしても、どちらもある意味怖い。
私にできることと言ったら警察呼ぶくらいのことしかできないし。
同じマンションに痴呆徘徊者見かけたら、一体どうしたらいいんだろうな。
このマンションあと10年も住んでいたら、孤独死と痴呆徘徊者続出待ったなしマンションになりそう。
高齢者だらけになった日本で、全然あり得る問題。
今の住居、一棟丸ごと老人ホームみたいな分譲マンションだし、全然あり得る。
なんとも不思議と恐怖を覚える会話を朝からしてしまった。
と思っていたら、このお婆さんから新情報。
エレベーター前の掲示板に『鳥に餌をやらないでください』と書かれた注意書きの犯人は、なんと私の前の住人だった。
ああああぁぁぁぁ。
先日、高田馬場にある歌声喫茶からダイレクトメールが届き、前の住人が女性だとわかったばかり。
だからスズメ、私のことじーっと見てたのか。
『今日はご飯くれないのかい?』とでもいいたかったのだろうか。
ベランダの手すりの糞も妙に納得。
苦情電話した時の管理会社の人も、そりゃ向こうから言ってくるわけないわな。
無言スルーだったもんな。
って、久々にまたスズメに起こされた。
まだ来るか。
諦めの悪いスズメめ。
うぉぉまた何か言いたげでこっち見ているスズメ。
気持ち悪い。
こうなったら、徹底的に前の住人とは違うんだぞと知らしめたい。
スズメの天敵は誰だ?
わからないけど、とりあえずカラスは苦手だろう。
Amazonの口コミもまずまずだったので、試しに買ってみたカラス。
ううう、リアルすぎて気持ち悪い。
ゴキブリといい勝負レベルにカラス大嫌いなのに。
こんな真っ黒気持ち悪い人形に3000円以上の無駄出費。
ずっと吊しっぱなしにしておくのも良くないかな。
本物のカラスが、私がカラスをいじめていると勘違いして外出時に襲われるとかあっても嫌だし。
スズメがベランダに来たらつけるかな。
待つこと数日。
そしてとうとう『チュンチュン、チュンチュン』
来たな。
ベランダに吊るそうと、ベランダに出てカラス人形に紐を通して準備していると、そこへ本物のどでかいカラスが目の前にやって来た。
私が買ったおもちゃのカラスの3倍はある。
ひいぃぃぃぃ。
向かいの家の、ほぼ正面に留まった。
私の手にはカラス。
絶対見えてる。
すごいなカラス。
どこから現れた?カラス。
頭がいいのはわかってたし、気をつけていたつもりでいたけれど。
どこから見ていたんだろ。
目良過ぎだろカラス。
スズメを寄り付かないようにしたいだけなのに、退治するのに弱い物いじめする気はないけれど、このままじゃ私がカラスに目つけられてしまう。
参った。
今日はとりあえず吊るすのは諦めよう。
カラスがいればスズメも近づかないだろうし。
手に持っているカラスをサッと隠して部屋に戻った。
全くなんなんだこのマンションは。
とりあえず同じフロアの人間で、信用できそうな人(自分含む)はいないということだけは理解した。
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