数年前に比べてだいぶ安定してきたメンタルではあるけれど、まだたまに落ちる時があるなぁと。
完全に良い状態を維持して生きるなんて誰でも不可能なこと。
調子がいい時はとことんその感情を楽しめばいいし、落ちている時はとにかく辛い、辛い理由がわからないからさらに辛い。
だからそんな時はどん底まで落ちたら、あとは上がるだけだと自分に言い聞かせながら、ひたすら上がってくるのを待つのみ。
ここ1ヶ月前後、どういうわけか身体はしんどくないけど脳がしんどいというバグが発生していて。
自分の思考に疲弊しきっていた。
何もいい結果は生まないのだから、とにかくバグった頭で物事を考えるのはやめよう。
無理矢理にでも思考を止めるのは眠る以外不可能なので、1日中本を読むことに専念してみた。
去年、勝間和代さんのYouTubeで耳読というのを知って、どハマりして1ヶ月ほどで50冊読破できたあの耳読。
以来、Amazon会員なので、たまにAmazonセール時期とか毎日本のセール情報を送ってくれるメルマガなどで、電子書籍が安くなっている時を狙って購入したりしていて。
AmazonだとさらにKindle Unlimitedの会員なれば月額980円でかなり電子書籍が読み放題になる。
雑誌もこちらで読めるので、楽天の雑誌読み放題プランは解約した。
さらにAudibleが月額1500円の定額読み放題を始めたので、思い切ってAmazonセールの時にFireHD8もゲットして、初月無料というお得のお陰で、ここ2週間ほどで20冊以上の本を読破を達成。
Kindle Unlimitedの会員になっておくだけでも電子書籍を読み上げ機能でたくさん読めるというのに、Audiblは声優さんや著名人などが感情込めて読み上げてくれるから、声の好みが合えば最高だと思う。
ちなみに又吉直樹著の『火花』は堤真一さんが語っており、効果音なども時折挿入されてて頭の中で情景が浮かんでくる。
これで読み放題とか最高か。
こりゃ小説好きの人は断然Audiblだね。
iPhoneやiPadなどの設定→アクセシビリティ→読み上げコンテンツ→画面の読み上げONを使った、『読み上げ機能』だとかなりの棒読みなんだけど、Fire HD8の読み上げ機能は若干抑揚が入っててびっくらこいた。
わざわざAmazonのタブレット買ってまでして読む人ってなんでだろうと謎だったけど、携帯のバッテリー問題の他にKindleは画面を閉じてしまうと読み上げが止まってしまうので、もう1台必要だなと感じることが増えた。
ちなみにAudiblだとバックグラウンド再生が可能なので、耳読しながらドラクエウォークもできるからめちゃくちゃ便利。
実際にどれも使ってみないと個人的なメリットデメリットってやっぱりわかりづらいな。
同時に2つのことをこなすのが趣味なので、Kindle Unlimitedは解約してもAudiblは月額料払っても継続したいかも。
ちょっと小説に目覚めたかも?!
読書のお陰で思考疲労も少し和らいだか。
亜鉛サプリを再び摂り始めたおかげか?
単なる時薬的なおかげか。
かなりマシになってきたように思う。
自分が病んでる時に改めて読む太宰治の『人間失格』は沁みる。
2度も読んでしまった。
天才に興味があるので、オードリータン著の本も2冊共とても良かった。
オードリータンさんは性別を『無』と公表してらっしゃるけど、これって宇多田ヒカルさんと同じなんだろうか?とか色々考えを巡らせてみたけれど、具体的な話には触れていないのでよくわからない。
本を読むと、その著者に興味を持つ。
耳読しながらウィキペディアを見たり、ググったりして、その人の生きてきた人生とその著作に行き着いた背景を知りたくなる癖が付いた。
しっかり読みたいと思っていた分子栄養学の本もめちゃくちゃ勉強になって、ナイアシンについての本も読もうとダウンロードしたところ。
立花隆著の『宇宙からの帰還』を読んで宇宙飛行士になろうと思ったという野口聡一さんの言葉がたまたまネットで目に入り、人に人生の影響を与えるような本ってすごく興味があるので読んでみた。
自ら認知症になった認知症専門医長谷川和夫著の本も、とにかく説得力に溢れていて感動したというかなんというか学びも説得力も深かった。
知識深めてただ知っているだけの人生と、実際に体験したのでは雲泥の差があるなと改めて実感した。
だから毒親育ちで実際に苦しんだ経験のある公認心理士の橋本翔太さんの言葉が私にとってすごく響くんだなって思う。
小説系は長いので苦手意識があるというか、読むのが超絶遅いので村上春樹さんを10数年前に読んだのが最後だくらい記憶になかった。
それが半年くらい前にレッスンのお客さんに面白い小説をいくつか教えてもらい、読んだら本気で面白くて耳読のお陰もあってすっかり苦手意識は払拭できた。
今まであまり挑戦してこなかったからあまり作家さんとか詳しくないので、まずは売れている本の中からチョイス。
何冊か読んで、その中から声出して笑ったのは又吉直樹著の『火花』とブレディみかこ著の『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』のこの2冊はとても面白かった。
一言で本と言っても、いろんなジャンルがあるから食わず嫌いせずにこれからもたくさん耳読しまくりたい。
とくに誰かが面白いといった本は、その人の好みやツボを知ることができるので、積極的にトライしてみたい。
レストラン探しと一緒。
著名人でも友人でも誰でもいいからグルメな人のおすすめしているお店にまず行ってみて、自分の好みストライクだった場合、今後もその人のおすすめは参考にさせてもらう。
味覚や味の好みが近い人だと思うから。
本の好みも似ている人とか出会えたら嬉しいな。
自分のおすすめをただゴリ押しすることは誰にでもできること。
本物のオタクは、相手の希望や好みに合わせて『じゃあこれはどう?』って言える人だと思う。
ソムリエ的なオタク。
マジで尊敬する。
先日、移住先の町で花火大会があったのだけど、自宅からも多少見えてはいたのだけど、運動がてら花火をやっている土手の方まで散歩してきた。
その散歩のお供に耳読したのが花房尚作著の『田舎はいやらしい 地域活性化は本当に必要か?』という本。
田舎ディスりを聞きながら田舎を散歩する。
ディスりというと語弊があるかもしれないが、冷静に良し悪しを理路整然と、共感だらけの田舎の特徴を解説してくれている。
それがわかりみ深すぎて聞いてて思わずニヤつく。
なんて最高でいやらしい私の悪趣味。
田舎育ちで、その後海外に住んでからの東京居住をしたという著者。
にやつきながら、うなずきだらけの内容になんかスカッとした。
ひとりで花火大会を観覧している人なんて皆無。
そんなぼっち散歩中、田舎の花火大会を見物しながら田舎ディスりを耳読する。
私ってなんて性格悪いんだろうな。
ま、別に誰かに迷惑かけているわけでもないしな。
にしても我ながら性悪い性格だわ。
長年染み付いたぼっちと性悪はお決まりセットなのだろうか。
年々歪んでいっている気がする。
ついついタイトルに引かれてポチったのが岡本太郎著の『孤独がきみを強くする』
思っていた内容と少し違ったというか、今の自分に欲しかった内容ではなかったけれど、まぁ彼の生き様よねって感じで読了。
好き好んで孤独を選んだつもりはなかったのだけど、気がついたら孤独になっていて、今では自分から孤独を選ぶようになったって感じか。
孤独になるべくして孤独を鍛えたって感じだな。
最初は孤独の辛さで何度も押しつぶされそうになったけど、今じゃ誰かとずっといる方がしんどいもんな。
孤独は慣れないなんて言って、そんな記事も書いてたっけ。
人間なんでも慣れるもの。
40歳すぎて改めて得た2度目の気づき。
1度目は風俗嬢になった時。
ゲロりながら仕事してたっけ。
風俗嬢にそれなりに慣れるまで半年。
孤独に慣れるまで8年ってとこか。
これ以上に要する慣れごとはない気がする。
ネットでは知り得ない本物の情報と知識が得られる。
海外移住に関するビザ情報もあれだけググってきたけれど、本を読むことで最新のビザ情報も得ることができた。
本は本当に最高。
次に気になっている小説は西村賢太著の『苦役列車』を読みたい。
太宰治の『人間失格』とか芥川龍之介の『藪の中』とかが好きだから、全体的にやっぱり暗い方に惹かれていくのかな。
偉そうな言い方に聞こえてしまうといけないのだけど、登場人物の繊細な感情表現が豊かな文章が尊敬するし好きだ。
状況説明の文章が多い小説はなんか興醒めしてきてしまって、感情移入できなくて途中で挫折するんだな。
NHKのドキュメンタリーとかザ・ノンフィクションみたいなリアリティーな番組は好きだけど、ドキュメンタリータッチの映画は苦手。
多分、私の脳が明らかなウソくさいのが好みじゃないんだろうな。
結構ここまで好き嫌いハッキリしている私ってめんどくせぇヤツだな。
ここまでハードル上げといてなんだけれども、あなたのイチ押しお勧め本ありましたら、ぜひぜひ教えてくださいませ。
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