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練習中のカラオケ曲目リスト

うちの実家はカラオケスナック。

子供の頃からどっぷり水商売の雰囲気に慣れ親しんできた私。

学校が終わるとカラオケをしに店へ行く。

むしゃくしゃしたり、ストレス発散をしにカラオケはマスト。

実家と絶縁して以来、ほとんど歌う機会もなくなっていたのだけど、コロナ禍で人と話す機会も減ったことと、実家の店も客足が遠のいているので、父がボケてないか心配もあり、今年の始めから実家の店に顔を出すようになった。

父と会話だけして帰るのもなんなので、久々に歌ってみることにした。

カラオケって歌わなければ歌わないでいられるのだけれど、歌い始めると止まらん。

普段ぼっち生活の私は、誰かと会話する機会がほとんどない。

そのせいで、笑っちゃうくらい口が動かない。

頬が重たい。

舌がもつれる。

太り過ぎてお腹に力が入らない。

歌を歌うって意外と疲れるのだ。

ひとりでぶっ通しで歌い続けても3時間が限界。

昔は5〜6時間は歌えたのにな。

私が歌っている間、父はたまに合いの手をいれてくれる。

1月〜2月のコロナに感染したバレンタインデーの直前まで数回、仕事で東京へ行くと、泊まりの日は夜に実家の店へ行くのが定着し始めていた。

だけどコロナ感染後の後遺症で、肺の違和感というか、突発的な咳の不安からしばらくカラオケはやめていた。

もうそろそろ歌っても咳き込むこともないだろうと思い、3か月ぶりのカラオケをしてきた。

歌うと口周りや滑舌の体操になるし、何より発散できる。

高齢者に人気のカラオケ健康法ってやつだ。

私みたいに孤独な人、話し相手がいない人ほど声を出して歌った方がいい。

何日も声を出さないでいると、人間びっくりするほど話し方を忘れるのだよ。

数年前、出稼ぎ生活をしていた時、久々の出勤で数日ぶりくらいに人と話した時、1日で2人続けて『中国人の方ですか?』って言われたことがある。

あまりにもカタコトでぎこちない日本語だったらしい。

それくらい舌がもつれてうまく会話ができなくなっていたことがあったっけ。

ようやくコロナによる制限が全て解除になったので、堂々と歌いまくれる。

3か月ぶりに3時間ぶっ通し、親父がいるとはいえ、ひとりでカラオケを歌い続ける。

若い頃って、何事においても毎日や毎回同じことの繰り返しとかルーティーン化することが嫌いで仕方なかったのだけれど、最近変化に億劫さを感じる。

毎回同じ流れを繰り返し、冒険をしなくなったなということに、年老いたなぁと感じる。

歌う曲も然り。

若い頃は新曲新曲、昔の古い曲であっても新しく曲を覚えては歌いを繰り返し、たくさん曲を覚えたくて歌いたくて仕方なかった。

それなのに最近はめっきり冒険しなくなったなぁ。

毎回歌う曲と順番がほぼ定着してきた。

まずは声出しの準備運動にKiroroの『冬のうた』から始まるのが私の定番。

その後にテレサ・テンの『時の流れに身をまかせ』を歌う。

フワッと歌いやすい曲を数曲。

あいみょんの『幸せになりたい』と『裸の心』と『愛を知るまでは』もマイブーム中。

声が最高潮に出てきたら、ここでエネルギー消耗の激しい曲を投入。

アンジェラ・アキを3曲連続で挑戦。

『サクラ色』『手紙〜拝啓 十五の君へ〜』『This Love』

これがまたキツいのなんの。

調子が良く、体力があれば華原朋美の『I’m proud』もいっちゃう。

おばさんになってくるとホルモンがおじさん化して、女性は高音が出にくくなるし、低音化してくる。

逆に男性はおじさんになると低音が出にくくなって、キーがやや女性化してくるらしい。(ほんと?!)

昔はキーを1つ下げで歌っていたのに、いまや2つ下げでも『This Love』はキツい。

アンジェラアキまで来たら、もう歌うための体力はほとんど使い果たすので、ここらでまったり昭和系に移行する。

中島みゆきの『ファイト』を歌ってみたり。

アイドル気分に浸りたくなったら、聖子ちゃんの『青い珊瑚礁』『SWEET MEMORIES』『赤いスイトピー』でなりきる。

あとは渡辺真知子の『かもめが翔んだ日』もよく歌う。

杏里の『オリビアを聴きながら』とか小林明子の『恋におちて-Fall in Love』も定番。

後半は主に美空ひばりと石川さゆりで攻めるのがマイブーム。

ひばりさんは気分で、『お祭りマンボ』『港町十三番地』『柔』『人生一路』『車屋さん』『愛燦燦』『川の流れのように』辺りが好きだ。

『悲しい酒』と『みだれ髪』は難し過ぎて難し過ぎて。

もう2度と歌わんけど。

ストレス解消のために歌っているのに、難易度高過ぎてストレスになる歌はもう歌わぬ。

天童よしみさんの『人生しみじみ・・・』も歌詞が大好きなので、よく歌うし、森昌子さんの『越冬つばめ』も準定番。

坂本冬美さんの『夜桜お七』で体力の限界まできたら、石川さゆりさんの『津軽海峡冬景色』で歌い締める。

津軽海峡冬景色の歌詞に『帰ります』なのがエンディングにちょうど良き。

そうこうしているとあっという間に3時間。

私の歌う曲は昭和から令和まで幅広し。

たまに洋楽好きのお客さんが実家の店に来ると、合わせて英語界隈も歌う。

まぁ無難に主にカーペンターズとかビートルズあたりだけれども。

それにしても昭和の歌謡曲って不倫ソングの多いこと多いこと。

まぁ共感はできなくても、歌詞がよければ歌うけど。

最近は美空ひばりを知らないという30代40代もいたりするらしいことを聞いてびっくり。

誰かとカラオケに行くと、歌う曲目に気を使うのよね。

ここまで幅の広い私の曲目リストを見て、全部わかります〜歌う曲の趣味が似てます〜って人もいないだろうなぁと思うと、やっぱり一人カラオケは気兼ねなく自分が歌い曲だけを歌いまくれるから最高だわ。

コロナ療養明けて約3か月経過、3時間歌っても喉も肺もなんとか乗り切れた。

突発的な咳が不安だったけれども、ラスト頃にちょっとだけ咳き込んだくらいで、どうにか歌い切った。

大きく息を吸い込んだ時に、咳の我慢と戦い。

日常生活に支障はなくとも、歌を連続して歌ったらまた咳がぶり返すか?なんて不安だった。

だからようやく解放された気がした。

とにかく今回はそれが嬉しかった。

カラオケ再開。

調子乗ってこれたので、また歌いに行こうっと。

とは言っても、東京で仕事が入らないと行けないのだけどもさ・・・。

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