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その中に岡田尊司著の『パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するか』という本があった。
風俗嬢にも○○障害だとか色々多くよく聞くから、どう接するのがベターかなと勉強のために読んでみた。
そして耳読で読んだ50冊の本のうち、個人的に星5つレベルだった面白い本4冊のうちの1冊になった。
他人事?ふーんとか、ほうほうとか、ふむふむと読み進め、一言でパーソナリティ障害といってもいろんな種類があって、それぞれに適した対処方法があるんだな〜と読んでいた。
そして最後の方に自己診断ができる心理テスト的なものがついていたのでそれもやってみた。
過去にも遺伝子検査やHSP診断、人間ドックなどなど様々な検査やテストやってきたけどつくづく私はこういう心理テスト的なものとか大好きだなって思う。
当たっていると嬉しいし、かといって知ったからどうとか何かが変わるわけじゃ無いけど、そうなんだって自分を知ることで生きにくさが軽減したら嬉しいし、自分自身の問題というよりそういう習性なんだとか、遺伝のせいとかもって生まれたもんならしゃーないかとか、気持ちや思考の切り替え、明確な目標設定などに繋がるからやっぱりこういうテストは大好物だ。
そしてなんとなく他人事のように始めた自己診断テストで出た結果に自分で驚いた。
『境界性パーソナリティ障害』と結果が出た。
あくまでも自己診断結果なんだけども。
それでもどういう症状だとか、症例などをもう一度遡って読んでみた。
するとあてはまりまくりで。
他人事のように読んでいたはずなのに、診断結果が出てからもう1度読み返してみると全然他人事に感じれなくなって。
これは思い込まされてるだけなのか?
占い的なよくあるやつ?
最低と最高が往復するって書いてあり、まさにそれ!と言った感じ。
まるで躁と鬱の交互。
人付き合いは大抵後味の悪い幕切れになりやすい。
『深い自己否定感を抱き、値打ちのない存在と思っているから薬物乱用や性的な無軌道といったあっさり体をゆるしたり、後先考えずに結婚してしまったりする』ってまさに風俗嬢になった私の末路そのまんまじゃんって。
『自分が嫌い、自分という存在をつまらない劣った存在と過小評価したり、汚い、醜い、情けない、存在価値のない人間で、恋愛もセックスも薬物も自傷行為なども、ドキドキ気分を高揚させることで空虚感から救ってくれると思っている。』
はい、めちゃくちゃわかります。
そしてさらに驚いた言葉。
『境界性パーソナリティ障害の人の根っこには親への執着あり。』
例外なく強いこだわりがあるそう。
えっ!?
絶縁したいのに仕切れないのは私の中の執着心が一体どこからきてるのか、ずっと疑問だった。
親に十分な愛情と保護を与えてもらえなかった時期が原因だと。
心当たりありまくりだわ。
ウィノナ・ライダー主演のあの衝撃作、『17歳のカルテ』のヒロインは境界性パーソナリティ障害だという紹介もあり、久々にあの映画観たくなった。
この本、診断から特徴、接し方、自殺企図の対処、克服方法のコツまで書かれている。
ブレずに変わらないことが1番の支え。
捨てられると結果傷つき悪化させるから10年先まで続けられる接し方が大事と。
底なしの愛情飢餓。
すっっっごく分かる。
食べても食べても満腹にならないのと似てる。
扱いがめんどくさい上に困った性質なのに、かまってちゃんで相手を振りまわし困らせるんだよね。
心理的な揺さぶりをかけ、心理作戦に長けている。
何度も何度も愛情を試すように仕掛ける。
DV彼氏の時なんかお互いがそんな感じだったからもう地獄絵図だった。
恋人を何度も何度も困らせ、罵声を浴びせたり批判してみたり愛情を困らせることで私を捨てないかと試しにかかる。
その度に毎回毎回恋人から『僕は過去の恋人たちとは違って君を捨てない』と言わせる。
どんなことでも本当に私を捨てないか?を試して結局恋人たちは疲れ果て私を捨てていった。
所詮男なんて裏切る。
そんなもんと自分に言い聞かせる私。
何があっても絶対に私を見捨てない男なんてこの世にいやしない。
いつもいつもこんなことの繰り返しをしてきたように思う。
今はようやく恋人からの薄っぺらい愛情なんか不要だし、私は彼氏を作ってはいけないタイプの人間で、結婚も不向きなんだと悟り、さらに男は所詮ちんこ脳の口ばかりと結論に至ったので、自分で自分を労れるようになったことでなんとなく解決した。
依存、共存をやめて自立したんだと思う。
『黒か白か、善か悪か、と両極端な思考が特徴』なのもわかる。
境界性パーソナリティ障害の特徴の自分でもとにかく攻撃的だなと自覚あるし。
すばらしい関係を築こうとせず、じっくり長く繋がろうとしてくれる人が大事なのも分かる。
急激に深く濃くならず、細く長く繋がること。
これは20代までにたくさん失敗を経験し、今は細く長い繋がり具合がベストなのだと理解できるまでには成長できた。
親友がほしくてもなかなかできないんじゃなくて、距離感保てないから作ってはいけないタイプの人間なんだ。
20代でたくさん失敗し、30代になって急に距離感を詰めてくる人が苦手になったのも、深く濃い付き合いはほぼ破綻するって学んだから、ゆるく付き合ってくれる人が心地いい。
その代わり孤独との戦いに長く苦しんだが。
私が探すべきタイプは、地味だが誠実で気持ちの変わらないパートナーだそう。
地味で誠実でブレない男性がいたら最高だな。
でも刺激強めの人生を好む習性だから、結局物足りなくなって私が飽きてしまう可能性大。
だから結局パートナーをつくっちゃいけないタイプな気がする。
孤独に耐える力が自分を強くする。
現に今、コロナ禍が孤独に拍車をかけ、私は強くなった。
私は自分の思考と行動で病むこともあればそこから抜け出せる力も持っていると信じてる。
もし本当に境界性パーソナリティ障害的だったとしても、だから?精神科も心療内科もカウンセリングももう要らない。
自分の道は自分で切り拓けるまでに成長した。
自分が薬に頼る人生を選んだら、廃人と同等になるって理解してる。
廃人になりかけた7年前、大量の薬を捨てる勇気をくださった人生の先輩廃人に感謝してる。
あんなに『人と会話しない日数、今日で○日目〜』なんて数えては病んでいたけれど、今は数えようとも思わない。
それに今生き残っている人間関係は、私がというよりも相手がそれができる方々ばかりだから有り難い。
特にこのブログを通し、細く長く繋がろうとすると大抵ご縁は切れて行った。
自分から切らせていただいたご縁も確かにあるけど、ブログ開設当初に知り合った人で今も繋がっているのは2人。
もうかれこれ6年か〜早いなぁ。
たった2人ととるか。
私の性質上、2人も残っているだけでもすごいと思える。
年齢も性別も関係ない。
約8個年上と約8個年下の2人。
しか2人とも風俗嬢じゃない。
相手の人間力には感謝しかない。
私も見習って、自分の中に見つけた境界性パーソナリティ障害的な部分に向き合って、うまく人と共存できるよう頑張りたい。
本書に出会えたことにも大感謝。
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