わーい。大好きな富士山。
平日の確実に晴れの日2日間を狙ってようやく念願のソロキャンプデビューをしてきた。
1年前、お客さんに教えてもらったアニメ、ゆるキャン△を観てからアニメとソロキャンにハマって。
右も左も分からないので、ゆるキャン△を10回以上は観てYouTubeなども参考にして調べまくって、それでも分からない時はアウトドアショップで働く友人に相談したりして。
キャンプ道具(ギア)を揃えるには1つ1つがお高くてねぇ、1度で挫折しても後悔しないよう適度に安いものを探してちょっとずつちょっとずつ1年かけて買い集め。
ようやく初心者向け最低限はこんなものかなというところまで一式揃え。
・寝袋
・コット
・ワンポールテント
・折りたたみテーブル
・折りたたみチェア
・メスティン
・ランタン
・固形燃料
・ポケットストーブ
・イワタニガスバーナー
・ハンマーセット
・トング
・グランドシート
・焚き火台セット
・火起こしセット
・火消し壺
・耐熱グローブ
・耐熱焚き火シート
・クーラーボックス
・アルミクッカーセット
・着火剤
・ペグ
・タープポール
などなど。
書き出してみるだけでも結構買ったな。
中でも前回の伊豆下田のときから使用して、買って大正解だったのがクロスバイクなど乗る人用のサイクリングパンツ。
これでお尻対策。
バイク長時間乗っていても本当にお尻が痛くならない!感激!
今回で1日200キロ以上の距離、お尻の限界を超えることができた。
ちょっとオムツ履いてる人みたいにお尻がデカくなるけど、今の季節ならコートで見えないから気にしない。
125ccのスクーターに乗って、片道約160キロ4時間の道のりを大量のキャンプギアを乗せて行ってきたぜー!!!
バイクと荷物の重量重すぎてフラフラ何度かハンドル持っていかれそうになって、帰宅後に右腕が筋肉痛になったー幸せ笑
生まれて初めてのテント泊。
生まれて初めてのひとりキャンプ。
ちゃんと無事帰って来られるかと、なんかめっちゃ緊張した。
行こうかどうしようか迷って晴れの日のタイミングとか見計らっていたら11月も中旬に差し掛かっていて、これ以上遅くなったら完全に冬キャンになってしまう。
超素人の新人がいきなり冬からキャンプとかハードル高すぎでしょ。
さすがにそれはまずいと思い、前日に予約ができるサイトを探した。
そしてせっかくだからソロキャンデビューは私をアニメの魅力に取り憑かせてくれた(?)ゆるキャン△に登場するキャンプ場に行きたいなと。
ふもとっぱらキャンプ場
高ボッチ高原山頂付近
パインウッドキャンプ場
ほったらかしキャンプ場
四尾連湖/水明荘
陣馬形山キャンプ場
富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ
この中から選び、ふもとっぱらキャンプ場をチョイス。
コロナで入場制限もしているらしいのがなんか安心できた。
もうとにかくだだっ広くて、富士山の景色も最高で、ここにして正解だったと思う。(いや、ここしか知らんのだけど)
テントはだいぶ前に1度立てて練習はしていったのだけど、完全に忘れててこういう時にネットが繋がってYouTubeで組み立てている動画を上げてくれているユーチューバーに大感謝だよ。
結局ど素人の自分、ワンポールテントの組み立てに40分かかったわ。
次回はもう大丈夫!5分で設営できる自信がある。
それくらい簡単なテントを買ったはずなんだから。
他、コットやテーブル、椅子なども無事組み立て完了。
17時で閉店する売店へ慌てて薪を買いに行ったけど、何袋買ったらいいのか分からず、店員さんに質問した。
『1人用の焚き火台、一晩の暖をとるのに何袋必要ですか?』と。
『キャンプファイヤーみたいにやっちゃう人とかいるんだけど、そんなに炊くもんじゃないからねー』と意味不明な回答。
結局わからず、袋に詰め放題方式で500円なんだけど、1袋だけ買って8本くらいの薪を詰めた。
ところがこれが困ったことに、夜死ぬかと思う羽目になった。
17時すぎて薄暗くなってきたので、焚き火台に火をつけ始めた。
思った以上に燃焼する。
気温も急にぐんっと下がり始めた。
なにせ360度山に囲まれた場所。
寒いってレベルじゃない。
上もヒートテック2枚、下もヒートテック2枚、そこにダウンコートとUGGのムートンブーツ。
使わないかな〜?なんて緊急時用に用意していたミニホッカイロ10個入りも全身に貼り付けた。
それでも寒い。
勝手に鼻から汁が垂れてくる。
そして3時間後の20時過ぎ。
とうとう薪を使い果たした。
おい、まだ夜はこれからなんですけど。
この時、私はひたすら呟いていた。
帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。
100回くらい心で呟いてたと思う。
なんでキャンプなんか1人で来ちゃったんだろって。
まじで凍死するかも。
そんな時に、コストコに行きたい連れてってくれと何も知らない親父から電話が来た。
今、ひとりでキャンプ場で焚き火の薪がなくなって、寒すぎてテントの寝袋で包まってるって言ったら『うわー嫌なタイミングで電話しちゃったよっっっ笑。ウィスキーでもあればストレートでくらって寝ちまいな!』って笑われた。
さすが発想がアル中。
もうあまりに寒すぎるので小走りでトイレに行った。
トイレの便座が暖かくて、命救われた気分。
最悪、凍死しそうだったらトイレで寝よう。
そう決めて、お尻を温めてからまたテントに戻った。
ちょっと動いたら体温少しマシになった。
これ、まだ11月で本当に良かった。
年末とかに初キャンプとかだったら寒くて死んでたわ。
夜中何度か寒さで目を覚ますも、翌朝6時過ぎ、なんとも爽やかでないカラスの声で目が覚めた。
早朝の気温の方が過ごしやすくてびっくり。
お天道様の有り難さをしみじみ実感。
朝ごはんを簡単に作り、撤収作業。
テントを止めていたペグを直に引っこ抜こうとして、朝から指先パックリ血だらけ最悪。
血が止まるまでひたすらティッシュでぐるぐる巻きしながらも作業続ける。
気づけばもう10時。
急いで温泉目指して出発。
途中、道の駅でトイレ休憩していた時、なんと仲間がやってきた!!!!
125ccバイカーなんて、ほぼ見かけないのに。
ソロツーリングをしているという50代半ばくらいのおじさんに声かけられた。
向こうもめっちゃ嬉しかったんだと思う。
私も声かけられてめちゃくちゃ嬉しくてしばらく立ち話。
自営業だというおじさん、車も持っていてバイクも色々乗ってきたけど、なんだかんだツーリングは125ccが1番最高だよって。
高速なんて乗らないで、風の匂い、空気の変化を肌で感じてのんびり走れて、ガソリン燃費も自動車税もめちゃくちゃ安いし、いいことしかないよねって私と全く同じ考えを言っている人に初めて出会って、運命すらちょっと感じてしまったわ。
しかも『こないだはこのスクーターで金沢まで行ってきたんだ』って聞いて思わず声を上げてしまった。
石川県の金沢までひたすら片道10時間の道のり。
す、すげぇ!!!!
お尻が痛くならないかとか、対策を教えてもらったり、この後おじさんの目的地の温泉まで一緒に行かないかと誘ってくれたりと、一期一会の最高の出会いだった。
俄然やる気が出てきた私。
このまま長距離慣らして、青森までスクーター旅も夢じゃないかもしれないな。
夢膨らむぜ。
薪のトラブル、ペグで危うく大怪我、この後に私が行こうとしていた梅ヶ島温泉までの山梨から静岡に抜ける林道が通行止めになってて、約50kmのタイムロスで泣く泣く戻って来なくちゃいけなくなったハプニングを除けば最高のソロキャンプ旅だった。
キャンプ場とみのぶまんじゅうで、ゆるキャン△の聖地巡礼もできたし。
ちなみに私はリンちゃん推し。
無事、生きて帰って来れただけで大成功。
帰りはすっかり遅くなってしまって、真っ暗な山道、特に道志村辺りを抜ける道がめちゃくちゃ怖すぎた。
バイクのライトって車に比べて弱いから、だから日没以降バイクの人はほとんど見かけなくなるんだね。
車の後ろにくっついて行こうとすると、煽られてると勘違いするのか山道だとバイクに道譲られちゃうし。
たまたまラッキーに出会ったツーリング帰りっぽい人たちの後ろから必死について帰ってきた。
本当に暗闇の森林地帯、怖すぎてあいみょんをでかい声で熱唱しながら走ってた。
なかなかのハプニングもあったけど、1つ1つ自分で失敗をしたから経験値も上がる。
何事も経験。
次に活かせられるから失敗も楽しい。
初日の夜、帰りたいって100回は思ったけど、今はもう次のキャンプに行きたくてウズウズしてる。
さっそく100円ショップでグッズ買い増やした。
Amazonプライムも今週末からセールが始まるからこれ迷ってる。
本当に発熱してくれるなら毎回買い足さなきゃいけないホッカイロいらずじゃんなんてめっちゃ気になってる。
あぁキャンプに完全にハマったなこりゃ。
でも最初揃えるのにお金はかかるけど、ちょっとずつ買い揃えて1年かかったけど、1度買ってしまえばあとは食材とキャンプ宿泊費とガソリン代程度で一生できる趣味。
引きこもりが、自分で立てたテント内で引きこもりなんてな。
海外ドラマを見るくらいしか趣味もなかった私だけど、外に出るきっかけになった125ccのスクーター高いけど勇気出して買って本当によかった。
ゆるキャンを教えてくれたお客さんにも感謝。
バイクでいろんなところに出かける楽しさを知って、今めっちゃ人生満喫してる気がする。
さぁて次はどこに行こうかな。
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