モヤモヤの続き。
地方の田舎で飲食店を2軒経営している姉夫婦。
1店舗目を姉に任せ、2店舗目を旦那が取り仕切っている。
生まれながらにずるい思考だから、自分の考えで自分が動くことが苦手な姉。
旦那に言われるがまま、料理の経験もなく、決して美味しい腕前とも言えなく、それでも店を回しているのだけはすごいところ。
コロナの影響も重なって、お店がみるみる暇になっていって落ち込んでいた6月。
去年、私が子宮頸がんの手術をしなくちゃいけないとき、寝る間も惜しんで車で片道約3時間の距離を日帰りで、母に手術費の説得のためだけに来てくれた恩があるから、姉が落ち込んでいるなら力になりに行かなくちゃと会いに行った。
正直言って、父は2度お店に行って姉の作る店の料理を食べたことがあるのだけど、2度とも厳しいことを言っていた。
私も正直一生懸命作ってくれる姉のご飯はいつも55点くらいのもう一歩を感じていた。
兄も姉が作る店の料理より私の料理の方が美味いと言っていたと母から聞いた。
厳しいのだけど、身内に姉の料理を褒める人は誰もいない。
仕方ないと言えば仕方ない。
お店をオープンするときに1週間知り合いのお店で作り方を詰め込まれただけの料理の基礎知らず。
昔から実家の家で料理している姿なんてみたことないし、そもそも料理が好きじゃないって言っている人間が上達するわけがない。
コロナのせいだけじゃないと、お客さんが減った理由を気にしていたので、チャンスと思い伝えることにした。
でも毎日料理をする人間に、まずいと言ってやる気を失わせるわけにはいかない。
だからまずは料理の基本中の基本、当たり前のことをいくつか質問することにした。
常々感じていた味のブレから。
女性はホルモンバランスの影響などで、多少は男性料理人よりは味がブレやすくなることもあるなんていう話もある。
まさかと思いつつも『味見をしているか?』と聞いてみた。
すると姉は『1週間知り合いのお店で作り方を叩き込まれて、分量もきっちり計っていて不味くなるわけがない。もし味に原因があるのなら、言われた通りにやっている私のせいじゃない。』と言ってきて、ため息が出そうになったのを堪えた。
自分の意見も言わないずるい人間は『言われてやっているだけの私は悪くない』として生きている人間になっちゃったんだなぁって心底感じた。
毎日毎日代わり映えせず同じ工程のものを作っていても、天候や季節、火加減などでも変わりやすくなるし、1品だけを集中して作る時と、オーダーが続いて同時に3〜4品とか鍋に火をかけていたら、火力調整のズレなど様々な要因で微妙に味の差が生まれる。
例え同時に同じ料理を3つ火にかけていても、3つとも味見しないとダメだよって。
プロとして頑張るなら、まずは味見をする癖をつけないと。
私が昔修行していた懐石料理屋の先輩たちは、お浸し系や炊いたものなど痛んでいないかなど味を確認する意味も含めて、鍋ごとにタッパーごとに、口に入れて味見をしていた。
そして味見をしたら飲み込まずにそれを吐き出す。
味見って、飲み込む派と吐き出す派に分かれるよね。
そんなエピソードを交えつつ、やる気を損わせずに『味見をしよう』と伝えた。
姉は本当に私と対照的。
私は人に言われてやることが苦手。
自分で考えて行動したい派。
その方がうまく行ったときに数倍人生が楽しいと思っているから。
だいたい料理の素人が、いきなり厨房1人で任されて、出前も任されて、メニューの多さにも問題がある。
例えば1度に50メニューを覚えたての感覚だけで作るより、アップアップしているのだったらメニューを20程度に減らして、完璧になってから増やせばいいのに。
やりたくない鬱になっていたから、メニューを減らしなよって何度も伝えた。
でも旦那が許さないのか、自分の思考では行動できないのか、お風呂に浸かっていると涙が出てくるとか言って行動しない。
女に多い改善する気のない愚痴って、内容がくだらなさすぎて大嫌い。
聞いて欲しいだけなのか、答えを一緒に探して欲しいのかはっきりして欲しい。
みかねたのか?旦那が店の業態変換を提案してきた。
こっちに引っ越して来て姉妹で一緒にお店やらない?って。
1人で孤独に生きる私を心配して・・・的なことも言ってた気がするけど、私は警戒した。
姉の旦那の両親は60歳も過ぎていて父親は定年退職し、母親はパートで働いていたのだけど、それを東日本から西日本まで部屋を引き払って引越しまでさせ、開店から数年手伝わせていた。
しかも店の2階の住居の6畳一間を貸し与え、10万ちょっとの給料でこき使いまくり、4年程度だったかお店が落ち着いてきていらなくなったらポイ。
恐らく旦那が2店舗目にかかりっきりになり、姉が義理両親とずっと一緒に働くことがストレスになったのだと思う。
昔、約40年前。
私の実家のスナックがオープンしてまもない頃、母の妹も手伝っていたそうで、父の悪口を言うときによくこんな話をしていたのを思い出した。
『じーちゃんばーちゃんがよく言っていたよ。〇〇(父)みたいなあんなに性格の悪い人間は見たことがないねって。〇〇(母の妹)はオープン当初、父から10万ちょっとの給料袋を渡すのに投げてよこしたことがあって。他にも色々怒鳴り散らしたりで手がつけられなくて、〇〇(母の妹)はショックで手首を切って自殺未遂したこともあった。』って。
姉の旦那の両親の一件。
うちの父の一件。
似たようなのと結婚するとかなんとか言うけど、私は手首なんて切りたくないんでね。
それにしても水商売で10万ちょいの給料って絶対嫌だわ。
警戒しつつ、こちらからの条件を提示した。
・姉を経営者(責任者)にして欲しいこと。
・給料は30万くださいと。
だって10万の給料で1日中こき使われ、ごまかされたくない。
飲食店のキツさは私もよーくわかっている。
この歳でタダ残業とかまっぴらだ。
すると姉旦那は『2人でやったらいいじゃん。俺が初期費用投資する形で、経費差し引いて2人で売り上げ折半したら?』と。
悪くない。
やりがいがあっていい話だと思った。
業態転換すれば出前もなくなるし、メニューもめちゃくちゃ減るから仕込みも減る。
子供達中心の生活を望んでいる姉にもいい話だと思った。
ところが姉は頑なに『経営者は無理。自信ない。』と言い張る。
だから私が子育てしながら店をやる姉のサポートを2年限定ですると伝えた。
いつもお世話になっている姉になら、私の人生の2年を捧げてもいいと思った。
だけど話は曖昧に平行線のまま、メニュー開発だけ張り切る姉の旦那。
姉に少しでも自信と自立心をつけて、自分の考えで動いて欲しいと願っていたのだけど、願いは伝わらず。
こちらの伝えた条件を無視しては『いつ引っ越してくるのー?』ばかり何度も言ってくる姉旦那。
その度に私の条件を伝えるのだけど、そこには触れない。
話は平行線のままでこちらの条件何1つ触れずに『いつ来るの?』ばかり。
姉はこの話題にすら触れようとしないでグループLINEで黙っている。
恐らく旦那がまたメニュー開発して、それの作り方を教わって言われるがままロボットのように働くのだろうなが見える。
今、旦那は3店舗目の飲食店を海外に出店する準備で忙しいみたいだから、この先のいつ何が起こるかわからない人生に、何でもかんでも旦那頼りだけではなく、自分で考えて自分で行動できる姉になって欲しいとお節介の私は繰り返し『姉が経営者なら手伝う』と言った。
でも姉の答えは『経営者はノー。』
じゃあ姉はこの先どうしたいの?
姉はどうなりたいのが夢なの?って聞いてみた。
すると『私は専業主婦になりたい』と相変わらずな頓珍漢発言をしてきた。
姉は心底アホかよ言いたくなるような発言をよくする。
私は秘書とか2番手でサポートするのが向いていると、秘書すらやったことない人間なのに訳のわからん言い訳をしたり。
ピアノが大好きで、過去に『音楽の仕事がまたしたい』と言っていたこともあった。
『音楽の仕事なんてしたことあった?』と私が聞くと、『介護施設で伴奏しながらお年寄りと歌を歌った。』とか。
それヘルパーの仕事の1つでピアノが弾けるから弾いただけで、音楽要員として採用されたわけじゃないでしょと思わず突っ込まずにはいられなかったり。
旦那の言われるがまま動き、働き、ついにブチ切れて『まるで旦那の奴隷みたいだな!』って私が言ったら『世の中の奥様達は旦那の奴隷ってわけ?』ってキレ返してきた。
私はひと言も世の中の奥様達について発言した覚えはない。
先月も私がバイクで1人お墓参りに行って、他の兄姉は全然来ていなかったらしいので、お線香とお花を添えた祖父母のお墓の写真を兄姉たちとのグループLINEに送ったら『ありがとう。お陰様で今日はお店が忙しかったです。』って言ってくる頓珍漢。
じーちゃんばーちゃんは商売繁盛の神様じゃねぇ!と突っ込みたくなったけど、言うのも疲れるからやめた。
会話の論点もよくずれるし、頓珍漢発言は年々酷くなる一方。
そんな頓珍漢な姉の専業主婦という不可能な発言を、旦那が業態転換と3店舗の開業準備に追われている中、今よく言えたなと呆れるレベルの思考だった。
旦那は働かざる者食うべからず的思考で、専業主婦なんて100%許さない、むしろ女の方が働きながら子育てもやるべきと思っている人だ。
そしてとうとう姉が聞いてきた。
『本当に一緒にお店やる気あるの?』と。
ブチッと切れた私。
『何度も何度も言ってるけど、貴女が経営者をやらないなら手伝わないって言ってるでしょ!!!』と。
そこばかり話し合いもせず、いつ来るのばっかり聞いてきて。
来てとかおいでとかはここでも絶対に言わないずるさね。
あなたが1人で心配だからといって、お店手伝わない?って聞いて、あくまでも選択権は私ね。
まぁある意味賢い。
無駄にお金出さなくて済むし、あとで来てなんて頼んだ覚えはないって言えるしね。
でも給料とか話題にしないし、引っ越すということは最低でも50万は掛かるんだよ。
アラフォーのおばさんが正社員だかアルバイトだかもわからない状態で行って、多分アルバイトなんだろうけど、姉が経営やるならまだ一緒に学べて面白うそうなものを、なんで今からメリットが1ミリもない推定時給900円の皿洗いしに2年も田舎に行かなきゃいけないんだよ。
私が姉を経営者にと言う、こちらの考えがぜんっぜん伝わらない。
業態転換すら嫌がっていた姉も結局説得されたみたいで、姉妹で売り上げ折半の話すらいつの間にか消えてた。
本当に自分たち夫婦だけが金持ちになることしか考えていない超がつくほどのドケチ夫婦。
なにか保証とか寮とかなんかないわけ?って内心、母の妹と姉旦那の両親が鮮明に頭をよぎってしまった。
あぁ無理だ。
姉とは喧嘩したくなかった。
唯一の家族と思っていたただ1人の理解者だったのに。
ブチまけてしまった。
するとブチまけにはブチまけで返してくる姉。
『結婚していないまんだらには理解できないだけだよ。旦那はまんだらが少しでも幸せになれるならって提案しただけだよ。まんだらが旦那を信用しなかっただけ。』と言ってきた。
何?
結局私1人で考え込んで考え過ぎて自分で自分を振り回していただけ?
言いなりにならない私が悪いの?
手伝うのに条件を言う権利すらないの?
私も姉旦那の両親と同じでただの使える駒に過ぎないのか。
結局姉はもう他人なんだ。
旦那とは家族であって、私とは元家族。
私だけが『どんな時でも何があってもお姉ちゃんの味方だよ』なんて言っちゃって馬鹿みたい。
姉には年商5000万の旦那がついているんだから、1人で生きるのが精一杯の妹なんて必要なかったわな。
私は元家族に向かって、姉妹離れができてない未練タラタラかよ。
惨めだな。
長文で送ったら長文で仕返ししてきてたからまた長文で返した。
こちらの考えを散々言っても、反応示さず自分の考えを言わない話し合いもしないで曖昧に逃げていたくせに、こちらがブチッと切れるとそこだけは倍返しで批判し返してくるズルさ。
最初っから自分の考えを話しやがれよ。
ほんっとイライラすんなこの女。
そして最後はイライラが収まらず、『なんか腹立ってきたからブロックするわ。さよなら。』
私からバイバイ。
こんなはずじゃなかったのに。
自分の精神衛生を保つためにはもう無理。
身内であろうと、やっぱり人と関わって、関わり過ぎて生きたらいけないんだな私って。
関わりすぎると、だいたいほぼ揉めてるな。
1つ前記事を書いてからもまだモヤモヤしてたけど、今だいたいの時系列でまとめて書いてみて、ようやくスッとした。
不思議と姉への未練はない。
“おひとり様バンザイ精神と、寂しくない自立心”が養われてきたのかな。
やっぱり自分はどこかで吐き出さないとダメだな。
かといって、こんな長々とくだらない話を誰かに愚痴れないし。
ほんとブログを持っていてよかった。
辛いとき、悲しいとき、ムカついたとき、心の声をなんでも書き残せる場所があるってメンタル的にありがたい。
戒めのためにも。
2度ともう絶対に同じ間違いを犯さないぞ。
私はこれからも1人で仕事をする。
私はこれからも1人で生きる。
もう中途半端に家族と関わりたくない。
連絡繋がりやすい中途半端に近くにいるからダメなんだ。
早く海外に行って、家族から連絡が来ないくらい遠くに行って、家族と疎遠になりたい。
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