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デリヘルで地味に傷付く話

デリバリーヘルスには女の子をラブホテルまで送り迎えする送迎車がある。

大手グループの送迎車は数台あり、耳にワイヤレスのヘッドセットをして、いつでも店からの指示をハンズフリーで受けられるようにしてたりするところもあるが、個人店などは1台しかないこともザラにある。

忙しい時は在籍嬢同士相乗りして、順番に送り届けられて。

お客さんの家の前で降ろされる。

あれ?

この家知ってる。

私を本指名してくれてる仲良しさんの家だ・・・。

絶句。

全く別の店、別の時、別の場所。

同じ方角で予約が入った嬢同士、一緒に車に乗せられて。

先に案内された女の子がラブホ近くで降りていく。

スモークのかかった車の窓から、待ち合わせていたお客さんの顔が見える。

あれ?

先週指名してくれて、来週土曜日また指名するねって言ってくれてたお客さんじゃん。

今日土曜日だから来るのを待っていたのに。

なんだよ。

別の子指名したのかよ。

気が変わるくらいなら安易に約束事なんか言うんじゃねーよ。

どちらも本当にあった話。

これで痛いほどよくわかったし学んだ。

『風俗嬢は所詮選ばれない。待っていても誰もこんな自分を救ってくれる王子様なんて存在しやしない。』

デリヘル嬢にとって自分の本指客が別の子を指名していると知ってしまうのは、恐らくよくある話。

ちんこに理性を奪われた男性たち。

どこで自分が気に入った子が見ているか分からない。

お金を払っていればリップサービス的な『◯◯ちゃんだけだよ』とか何を言っても自由ってか。

見かけた瞬間、1を知って10を知った気分。

あ、この人はそういう人間なんだと今までの会話など全てが残念な気持ちになる。

表には出さないけどね。

男と女の恋とか愛だとかの好き嫌いの話じゃないんだよね。

自分だけを指名してくれていると思っていたのに裏切られた気持ち。

自分がリピート指名で選ばれているという優越感?承認欲求?

それを勝手に持ち上げといて。

挫かれた気分になる。

コレ、何だろうね。

好き好きとか言っておいて、別にこちらも好きになったわけじゃないのだけど、別の子のところへ行っているのを知ると振られたような気持ちになる。

いやおかしいだろって自分で自分にツッコミ入れたくなる感じ。

自分のオキニに見られているなんてお客さん本人もつゆ知らず。

風俗は狭い世界。

意外と筒抜けている。

これはデリヘルだけでなく、送迎車がないソープランド内でもあり得る。

トイレへ行く後ろ姿やすれ違い様、別の嬢と部屋に入るところや帰り際、たまたま自分の本指名を見かけてしまったとか。

親切なボーイさんが教えてくれるパターンもある。

でも今日自分はそのお客さんからの予約が入ってないとかね。

それでキレたオキニからNG出されちゃったおじさんもいた。

確かにお金払っている客なのだから誰と遊ぼうがそれは自由だよ。

ただ手当たり次第挨拶がわりに口説いているタイプのお客さんは、いつ誰が見ているかわからないのだからあまり都合の良いリップサービスばかりしていると、陰で笑いネタにされちゃうよ。

自分のオキニが本命だったとしても、お客さんのつまみ食いの事実を知ってしまった瞬間に、築き上げていた“か細い信頼関係”はあっさり消える。

二兎を追う者は一兎をも得ず、的な。

男も女もみんな選ばれたい。

その心理を使うなら、ちんこに洗脳されてる時に出た上辺の言葉は使っちゃダメかと。

どうでもいい割り切り遊びなら黙って遊べ。

自分も何度も何度も経験した。

だから理性を持って遊べない、ちんこに脳を支配されている男の甘い言葉は2度と信じない。

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