県をまたいでの移動が解除になった。
新車のバイクが乗りたくてウズウズしていたところ。
梅雨の晴れ間が思い立ったら吉日。
富士山のふもとでやる秋のソロキャンプデビューに向けて、どの距離程度を走っても耐えられるかさっそくチャレンジ。
自宅から山梨の富士山のふもとまでは片道で約150キロなので。
今回の挑戦は西へ片道176キロ。
バイク用ナビをスマホで見るため、Amazonで買ったスマートフォンホルダーを付けようとバックミラーを外して取り付けようにもネジがびくともしない。
結局近所のバイク屋さんに電話して300円で取り付けてもらった。
あんなに苦戦したのに、わずか20秒程度でつけてくれた。
2つあるネジをスパナで同時に右回りと左回りで回さないと外れない仕組みとか、ググって動画で何度も探したけど、そんなことを紹介している動画には出会えず・・・素人ばばあにはまだまだ知らないバイクの世界、また1つ学んだ。
バイクにはシガーソケットも付いているのでUSBから携帯を充電しながら携帯でナビを見れる。
なんて便利な世界。
画面もデジタル表示だし、ガソリン車に乗っているというよりも、電気車に乗っているみたいな気分になる。
スマホ充電をしながら、いざ出発。
125ccバイクは法定速度などは車と同じルールだけど、高速だけは走れないので、下道でひたすら南西へ。
50ccの時みたいに車に煽られることもなく、幅寄せされて怖い思いをすることもほぼなくひたすら走った。
名古屋に近づくと運転マナーが悪くなるってよく言われるけど、静岡に入ったら案の定ウインカーを出さない車に幅寄せで路肩まで追いやられた。
愛知はよく知らないけど、高速道路で通過するだけでも怖いって印象。
静岡は車線変更時にウィンカー出さない人が多い理由ってなんなんだろな。
バイクを無視して運転する車いるけど、あれなんなんだろうね腹立つわ。
原付50ccなら仕方ないと思うけど、こちらにブレーキをかけさせるような割り込み方。
同じスピードで走っているのに、ないわー。
逆にバイクのすり抜け走行が腹立つって人も多いと思うけど、強引な運転は好まない私はあまり擦り抜け行為はしない派。
東京は暑過ぎて熱中症になるかと思うほどの日差し。
途中コンビニでアクエリアスを補給して。
ところが走り始めて1時間もしないうちにお尻が痛い。
新車だからお尻が痛いのか?
1度痛くなり始めるともう痛くて痛くて。
このまま176キロの道のり完走できるのか?!
運転しながら、思いっきり股を開いてみたり、膝をつけてめっちゃ内股にしてみたり。
お尻と椅子の接地面が変わるのでいくらかマシになった。
それでも痛い。
高速道路を使わない国道。
渋谷を抜け、世田谷区を走ると一気に高級外車が増える。
国道246号線をずっとずっとまっすぐ。
神奈川に入ると一気に渋滞。
それでも広い道ならバイクでスイスイ追い抜け渋滞知らず。
神奈川って高速も下道もトラックとかバンバン通り抜けるし、あんなに車量多いのになんで下道は片側1車線しかないんだろうな。
海老名を過ぎてくると、東名高速が遠くの上の方でちらほら見えてくる。
一般道も山の中。
右も左もでっかい青々とした山が迫ってくる感じ。
リアルな山が、迫力があり過ぎて怖さすら感じる。
車では決して感じることのできない山の迫力と山の匂い。
まるで山に吸い込まれそうになりながら橋を渡り、トンネルを抜ける。
今回バイクで走り抜けるトンネルが1番怖かった。
ヘルメットの中でサングラスをしているから目がついていけず、一気に暗くなり目がついていけない。
車の運転ならすぐ外せるんだけどな。
ヘルメットに何か貼る?
なにかいい方法はないものか。
車では脇見運転は絶対無理だけど、下道だしバイクなら少し視界に余裕がある。
言葉で説明するのは難しいけれど、あの山の迫力は絶対に忘れない。
そしてまだまだ走り続ける。
肌に感じる空気の温度がマーブル状になってきた。
ひんやりしたり、ぬるく感じたり。
気がつくと山の中。
車1台すれ違わない森の中。
自衛隊駐屯地、富士サファリパーク、富士山こどもの国近くを通過。
いつのまにか富士山の麓。
緑の匂いが濃い。
コロナ禍だからか?
全然人も車も見かけない。
東京を出てきた時は気温31度。
標高が少し上がる富士山の麓は19度まで下がっていた。
半袖に日焼け対策のアームカバーしかつけていない薄着。
激寒。
運良く霧は出ていなかったけれど、寒過ぎて体の芯まで冷え切った。
ようやく生暖かい空気に変わってきた。
国道1号線に突入。
海の匂いがしてきた。
ひたすらまっすぐ。
まだまだまっすぐ走り続ける。
お尻の痛みも麻痺してきた。
左側に見えてくる埠頭では、キリンがたくさん見えてくる。
めっちゃ写真撮りたかったけど、止まれる場所なし!残念。
東京を出て、もうすっかり夜景の時間。
1度の休憩時間を入れてトータル5時間半の道のりをひたすら走りまくった。
通過する街ごとに違う匂いがしてくるから面白い。
シンナー臭いなと思い周りを見ると塗料の会社があったり。
バイクだから感じれる空気中の温度と匂い。
バイクを新しく乗り換えて、バイクの良さ便利さをさらに実感。
静岡県の○○を食べに行こう!とか、群馬県の温泉に行こう!とか、山梨県までソロキャンしに行こう!とか。
高速に乗れないからこそ街の景色が楽しめる、原付ツーリング最高。
ホンダのリードの燃料タンクは6L入るらしいけど、途中給油なしで行けた。
ネット上では300キロ走るとか書かれているのを見かけたけど。
購入後、走行距離10キロ時点でガソリンを満タンにし、176キロ走った時点で残量メモリが1つになっていた。
自分の今回の運転では多分200キロ前後は走ると思われる。
なんだろな。
山道走ったからかな。
お尻の痛みを堪え、ようやくゴール地点に到着。
翌日は2度目のリピ温泉。
前回は弾丸日帰りレンタカーで立ち寄ったからあまりゆっくりできなかったので今回は食事を挟んで2回も風呂に入った。
久々の温泉とサウナで汗だし最&高!!
ここ値段の割に内容がお得で、宿泊も可能なオキニ健康ランドの1つ。
静岡市清水にある温泉宿泊施設「駿河健康ランド」の公式ページです。ビジネスにもご利用いただけるホテル併設、サウナ・岩盤浴を…
温泉もあるし、プールみたいに歩けるお風呂とか、サウナも高温サウナに漢方サウナとか石のサウナとか塩サウナとか種類も豊富。
入ったことないけど、水着着用ゾーンもあるらしい。
アカスリも30分3800円と東京じゃ5000円近くするからめっちゃ安い。
岩盤浴も追加料金かからないし、マッサージチェアーも男女別で10台ちょいずつあって無料。
仮眠室もテレビ室もマッサージチェア室もそれぞれ男女別に完備はありがたい。
タオルも大1枚、小2枚ついてくるし、シャンプー&リンスはラブホみたいに種類豊富で好きなの使え、シャワーキャップとかヘッドブラシとか剃刀とかクレンジングもゴシゴシタオルも全部完備。
手ぶらでOKなのが有り難い。
フィットネスジムもあるから、この界隈に住んだら会員になりたいくらい気に入ってる。
あとはずっと食べたかったここのラーメンを食し満足満足。
醤油ラーメンなのに醤油味っぽくない不思議ラーメン美味しかった。
三大欲求とは睡眠・食欲・性欲っていうけど、私は睡眠・食欲・入浴があれば幸せ。
今回移動してみて、東京の言われている意識の緩みから比べると、個人的に静岡の感染対策の徹底ぶりにちょっと驚いた。
感染者が多い神奈川と愛知に挟まれている割に静岡の感染者の少なさに驚くばかり。
第2波時に感染爆発候補に上がっているらしい静岡県だけど。
静岡の感染拡大協力金は県と市から出て、東京よりも多くもらえるらしいから頑張りがいがある気がする。
まぁ店舗の数が圧倒的に違うから仕方ないのかね。
東京は区からは出ない。
少なくとも私や親の区では協力金は出ない。
途中『県内在住』っていう張り紙をしている車も見かけ、今まで県を越えることとか当たり前のことすぎて全く考えもしなかったけれど、こうやって移動ができることの有り難み。
しみじみ感じてる。
翌日曇りだったので、日焼け予防のアームカバーをつけず30分程度海沿いを走っただけこの有様。
※これは太い足じゃありません。私の腕です。
真っ赤。
激痛。
見事な半袖焼け。
せっかく去年白玉点滴で肌白くなったのに・・・。
今年は4月5月と紫外線が強くなった時期に引きこもっていたから、日焼けの免疫がほぼゼロ。
そこにいきなり日光に当たってしまったからか。
完全に火傷した。
5時間半はちゃんとカバーつけていたから無事だったけど、たった30分でこれって、アームカバーめっちゃ大事だわ。
バイク乗りの勲章?!なんてな。
シミになるだけだわ。
さてと。
地方移住の引越し先を下見するために不動産屋も覗いてきて、用事は済んだ。
東京までの帰り道も176km。
あぁー!!お尻さえ痛くならなければ、ずっと乗っていられる。
バイクは快適で最高に楽しいのになー。
帰りのお尻もどうか無事でありますように。
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