カンジダとは常在菌のカビの一種で、真菌とも言われており、よく見られるのは男性だと水虫やちんこ周辺で、女性は膣カンジダである。
そう、足の水虫もカンジダとはあまり言わないけど、真菌でどこにでもありふれているカンジダ菌仲間。
他にも口角炎や口腔カンジダなどもあり、ストレスや抗生物質服用やステロイド吸入薬の副作用や免疫力の低下などなどで発症したり粘膜接触で人から感染する。
風俗嬢の半数以上が1度はカンジダになったことがあるのでは。
私も約6年の間に何度も何度もカンジダになった。
初めてカンジダになったのは風俗嬢になって2〜3ヶ月目。
風俗嬢になるまで一度もかかったことはなかったのに。
その時は、まんこの洗いすぎで細菌性膣炎と一緒にカンジダになった。
無知な私はボディーソープでまんこを洗っていた。
他にもカンジダにかかったおじいさんの悪臭漂う真っ白なちんこをフェラして、カンジダ口角炎になったことがあった。
なかなか治らない口角炎もカンジダの可能性がある。
チンカスだらけのちんこや、鼠蹊部か竿全体、鬼頭なども白っぽくなったちんこには要注意。
カンジダ菌をもらって口角炎になってしまった時はモアリップがよく効く。
膣カンジダはもう日常すぎて、毎回病院行くまでもなく自宅に膣錠もストックまとめ買い。
ちょっと洗いすぎたかなとか、痒みあやしいなと感じた時は先にインクリアを注入しておくのもありかと。
口角カンジダと膣カンジダは何度もなってきた。
けれど去年、口腔カンジダに初めてなった。
うちの近所に昔から開業しているような古い耳鼻咽喉科がある。
耳鼻咽喉科だけど、耳が遠いのかものすごく声がでかい先生。
医師1人、看護師2〜3人で、広い診察室には扉がないので待合室からは聞こえてしまう。
ここのクリニックのいいところは“患者さんが少なくて待ち時間が少ないこと”だ。(察してね。)
2年くらい前、耳の中が痒くて触りすぎてばい菌が入り腫れてしまった時お世話になった。
耳の中を覗くなりいきなり先生は私にありえないといった表情をしながらでかい声で、
『うわーキッタネー。なんでこんなになるまで放っておいたんだよ。耳くそが鼓膜にこびりついて剥がれないよ』
いや、だから来たんだってば。
そんなでかい声で言わなくても。
結局すぐには耳くそは取れず、2日かけてふやかし取ってもらった。
じつにデカイ耳くそだった。
それ以来行っていなかったその耳鼻科。
去年、咳喘息の発作でいつも常用している吸入ステロイドの副作用で初めて口腔カンジダになった。
口紅を塗ったくちびるの内側の皮がやたら剥ける。
すでに吸入もやめていて、嫌がらせの手紙の直後だったので、恐らくその精神的ストレスが拍車をかけ症状がでてしまったのかと。
10年以上、シムビコートを使っていて初めてなった口腔カンジダ。
ネットで調べてみると、多分急性偽膜性カンジダ。
歯茎の根元や内側の頬にどんどん薄い皮膚のような膜が貼る。
放っておいてもよくなる傾向はない。
口角炎も3回、切れてはモアリップで治してを繰り返し。
はて、何科を受診したらいいのか?
近所の口腔外科、皮膚科、内科など3カ所ほど電話したが断られた。
口腔カンジダ知らないのか?
何科とかの問題ではなく、それぞれの医師の専門外か?
そもそも口腔カンジダ程度で受診する人がいないのか?
困った私は、渋々あのクセの強いじーさん耳鼻咽喉科に電話した。
口腔カンジダを診てもらえるか聞いたが、よくわからなさそうな反応だったけれど、とりあえず来いと。
怪しい。
口腔カンジダを分かっていないのに来いとは。
心配になりつつも、大事ではないので、こうなったらネットで誰かのブログとかで受診した際に処方されたと書かれている薬を調べ、それをそのまま伝えて処方箋を書いてもらおう。
到着すると今回もほぼ待ち時間ゼロ。
呼ばれて診察椅子に座り『ステロイドの吸入の薬の副作用で口腔カンジダになってしまったので、薬を出すか処置をしていただけませんか』と伝える私。
すると、『口腔カンジダである証拠は?』
いや、他に心当たりないし、シムビコートの副作用の注意書きには書いてあるのでと伝える私。
『薬は何を出して欲しいの?』って医者が私に聞く。
さらには携帯でネット検索し始めたー。
やっぱりじーさん先生でもわからないか。
仕方がないので、私も薬の名前を何がいいかネットで検索。
本物の医師はどこに行った。
何か見つけたのか、今度は薬辞典的な分厚い本を開いて調べてる。
じーさん医師『ラノコナゾールでいいかな?量はどのくらい?』
おい、私に聞くか?
『20とかでいいんじゃないですかー?』と私。
飲み薬なのか塗り薬なのか、希釈が必要なのかも何もわからないのにテキトーに答える私。
『それじゃ20で出しておくから』
ホッとしつつ、『口腔外科などにも電話して診察してもらえるか聞いたら断られてしまったので本当に助かりました』と伝える。
するとじーさん先生『あいつらなんて医者じゃねーからな』と私にマジ顔で言ってきたからウケる。
じーさん先生も聞いたことも診察したこともない口腔カンジダの処方箋書いてくれてありがとうだよと、一安心して処方箋薬局へ向かった。
次は薬剤師さんが『すみません、この薬取り寄せになってしまうのですが、代わりの薬でも可能ですか?これは何の治療用ですか?』と聞いてきた。
一筋縄では行かない口腔カンジダに徐々にめんどくせーなーと思いつつ、『口腔カンジダになってしまって』と伝える。
すると薬剤師さんが『この薬、水虫の薬ですが』って苦笑い。
同じ真菌でもさすがに足に塗る薬を口の中には塗れないわな。
もう笑いが込み上がるやら呆れるやら。
じーさん先生に薬剤師さんが電話してくれて、多分わからねーとか言ったんじゃないかと推測。
結局薬剤師さんのほうで選んだ薬を出してくれた。
その薬がまた高額で。
イトリゾール20mlを1日1回、1本で7日分。
3割負担でも4430円もした。
自費だったら14750円もするらしいこの薬。
たった140ml入りで高すぎだろ。
結局他に何の薬があるのかもわからないし、カンジダごときで面倒ばかりかけて申し訳ないので大人しく支払って帰宅。
ここから1週間、苦味のある梅シロップみたいな味のこの内用液を口の中で数秒含みぶくぶく、そのまま飲み込むを行なった。
結果、多少改善したがまた元に戻ってしまい、ほとんど効果がなかった。
もうほんと困った。
大事ではないのに、口の中の皮剥けが本当に地味に不快で。
ネットで検索しても症状の例ばかりで、対策や治療法や詳しい情報が全然出てこない。
相手は菌だから、殺菌できるトローチとかはないものかと、途方に暮れつつ何となくドラッグストアへ。
口腔ケアコーナーにイソジンを発見。
今はイソジンって言わないか。
風俗店御用達、ポピドンヨード入りうがい薬。
みると、真菌って書いてあるじゃん!!!
さっそく買ってその日から毎日朝と夜、1日2回歯磨き後にうがい。
2日でほぼ完治。
一体あの手間はなんだったのか。
複雑に考えて、回り道しすぎた。
デリヘル時代に、お客さんと一緒になって毎回イソジンうがいをやりすぎて風邪を引きまくったので、イソジンはもう何年も使っていなかった。
もしかするとヨードアレルギーか?と思うほど体調も悪くなっていた時期だったので。
だけど、やっぱり風俗店御用達には訳があるんだな。
適当に安いからイソジンでうがいさせとけってわけじゃないんだな。
私のところに来るお客さんでよく『うがいさせられたの初めて』って言う人が意外と少なくない。
ソープやデリヘルでうがいをさせない風俗嬢も多いらしい。
今回の一件で、口の中の殺菌・消毒、勉強になった。
ありふれた菌だからこそ、簡単に予防ができると言うことも。
ソープ時代、あまりに性病もらうから入浴剤の代わりにイソジンを浴槽にブチ込んでいたけど、やっぱりあれはありだったのかもしれないな。
コップに濃いめに作ったイソジン水の中にちんこを突っ込んで洗浄しているお客さんとかも見たことがあったな。
やりすぎはよくないけれど、やっぱりイソジン(ヨード)最強説。
それにしてもあの耳鼻咽喉科、あの暴言吐きまくりで普通に営業しているの逆にすごい。
きっと多分みんな耳くそ掃除程度なら“すいてて穴場”って思っていくんだと思うわ。
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