風俗嬢である私のことを知らない友人が、とうとうゼロになった。
フランスに留学してしまった元シェアメイトに、ビザの都合でアメリカに帰ってしまった友人。
1年以上は会えない。
唯一比較的会っていた、それでも年3〜4回、数少ない貴重な友人だった。
残るはエステティシャン時代のマウンティング女子2人。
近況報告をしあい、自分より幸せになっていないかを確認されて、愚痴るだけの仲間。
それほど会いたいと思えなかったのと、夏から忙しかったので会う日程が合わなかった。
1人は赤ちゃんがいて既婚者なので夜出歩けず、1人はシフト制の仕事なので休みがなかなか合わない。
7月、8月、9月と日程合わず、10月のシフトが出たらしく連絡くれたが、私と日にちが合わなかったので、私が遅れて参加するかもしくは忘年会か新年会に日程改めませんかとグループlineに送信した。
そこから早2週間返信なし。
2人揃って既読無視。
きっと私抜きの2人用のlineで私の文句を言っているんだろうな。
合わせる気のない曼荼羅なんてもういいよ、放っておこうって。
アメリカに行ってしまった彼女はフリーランスの仕事だから、スケジュールを調整したり合わせるのが大変なのをお互いに理解し合えるので、こんなことには1度もなったことはない。
前日や当日の約束で空いていれば食事するといった感じ。
ぼっちが耐えられない、表向きリア充OLで、休みの日に予定がないことが不安な群れたがる女たちは、翌月のシフトが出たらすぐに休みの日の予定を埋め始める。
そんな1ヶ月も先のこと約束できないよ。
なんて思いつつ、多分自分も彼女たちに寄り添う姿勢がないのだと思う。
だって毎度毎度、同じような話に貴重な1日を費やしたくない。
3人中私が1番先に退職し、約1年後にもう1人が退職、もう1人は今だに勤務している。
だから私が退職した後の彼女ら2人しか知らない今も店にいる仲間らの名前を出しては盛り上がって・・・私は全く知らないので蚊帳の外。
正直いって友達とはいえ、他人の赤ん坊にもあまり興味を持てずにいる。
風俗嬢になってからの自分が赤ちゃんを見るとなんだか自分が汚らわしく思えてしまい、つい避けてしまうのも多少ある気がする。
それにつまらない思い出話に花を咲かせるほど大して長く働いてもいないし、そんな歳でもない。
まだまだ突っ走らなきゃいけない。
50歳近くなって落ち着いてきた頃に懐かしめばいい。
年に1〜2回、会うたびにクソつまらない過去のたった2年を振り返るほど暇人じゃない。
未来のことについて、考えなくちゃいけないことが山ほどあるのに。
それでも風俗嬢として疲れた時の、風俗嬢の私を知らない友達とたまに食事するのは息抜きになっていたので、それが1人もいなくなってしまったことは残念であり寂しい。
気楽なご飯友達が1人もいなくなった。
でも人間関係1つ終わると新しい出会いも必ず訪れる。
2人終わってしまったから、新しい出会いが2人きっと現れる。
冷たい人間なのかもしれないけれど、恋人や友人去っていった人間や過去に執着はしない。
この人違う、無理と思ったらシャッター下ろすのも早い。
ただ付き合いが長くなればなるほど切るのはエネルギーがいる。
まぁそんなこと繰り返しているから、ひとりぼっちになるんだな。
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