ブログ村のりのさんのブログで吉原炎上の映画を観たという記事を読み、そういえば初めからちゃんと観たことないし、風俗嬢になってから観るとまた違った感情で観れるのかなぁと思い観てみることに。
ネット検索してみると、何やら吉原炎上が2つあることを知った。
1つは名取裕子主演の吉原炎上。
2つ目は観月ありさ主演の吉原炎上。
日本のドラマや映画は嫌いなので基本見ないのだけれど、内容が気になるので観てみることに。
名取裕子主演の吉原炎上は、昔すぎて言葉などが少し古い。
でも名取裕子の綺麗な身体や、かたせ梨乃の演技などなかなか体を張った演技が素晴らしかった。
いつからか、昔のお芝居は割と不自然なく見れるのだけど、最近の比較的若い日本人のお芝居がどうも受け付けなくて入り込めない。
何だろうな。
何が違うんだろう。
一方、期待せずに観た観月ありさ主演の吉原炎上はネット上に無料で見られるので、そこでみることに。
15年ほど前のTVドラマで放送されたものらしいので、全く濡れ場なしで吉原らしさが全くなく残念。
全然体張ってないし、花魁道中のシーンもほとんどなし。
そもそも言ってしまうと、身長がでかすぎる。
画面で他の人たちとの絡みでめっちゃ腰下ろしていたりもするけど、うーん・・・バランス悪すぎ。
なんて色んなところツッコミまくりながら見進めていく。
名取裕子の吉原炎上と大まかなところでストーリーは少し重なる部分もあるけど、当時を忠実に再現しているのではなく、現代に寄せている感じで、説明のナレーションも入る分、分かりやすくて観やすい。
ストーリーの理解のしやすさは観月ありさの吉原炎上かなといったところ。
冷やかし半分、舐めて観ていた。
つい15年前の作品なのに、懐かしい人たちがたくさん出ているなーなんて思いながら、観月ありさ演技イマイチだなー入ってこないなーなんて思いながら寝る間際に横になりながら観ていた。
言い回し方は置いといて、出てくるセリフに釘付けになった。
吉原には2つの呼び名がある。
“男が通う極楽道、女が売られる地獄道“
本当にそう呼ばれていたのか?
国生さゆりも出ていて、新人の観月ありさに女郎としての覚悟を教えている。
“ここで頑張るのなら、やることはひとつ。心も体も凍らせること。“
いつの時代でも通じるセリフかもしれない。
表現は違うけれど、自分も風俗始めて間もない頃全く慣れなくて、ならば心を無にすればいいんだと気がついた。
心に蓋をして、何も思わない何も感じないようにすれば何とも思わなくなるのではと。
好きな男に裏切られて、女郎であることを蔑まされた発言で罵られ、大泣きするシーンは良かった。
とにかく泣いて泣いて大声で泣きわめきたくなることあったなぁ・・・。
でも涙が出るうちは、まだまだ大丈夫だなんて思ったり。
そして終盤近くになり、身請けの話が舞い込む。
それなのに身請けを断る。
その理由を語りながら色んな話をする観月ありさ。
“買われてでていくのではなく、自分の力で大門を出て行きたい”
“そしてよく頑張ったねと言ってほしい”
何年かかるかわからないけれど、やっと借金を返し終わり、吉原を出ていくことができた時のことを思うと涙が溢れて止まらなくなっていた。
不意打ちを食らったな。
まさか日本のドラマで泣くなんて。
綺麗事のようなストーリー展開で、あまりいやらしさも感じられないドラマだったけれど、セリフがとても良かった。
その後、待機中にお店の女の子たち数名とまた観ていて、みんな釘付けになっていた。
まだ観たことない方はなかなか良かったので、待機中など時間がある時に是非どうぞ。
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