人生をやり直したいと母にわがままを言い、中学校は学区域外のバス通学を選んだ。
公立だけど、みんなとは別々の誰も知っている子のいない学校でまじめにやり直したいとわがままを言った。
選んだ中学校は1つの小学校からしか上がってこないので、そのままエスカレーター式のような世界の狭い中学校だった。
60人中、学区域外の新顔5人くらいがよそ者扱いで気に食わない様子だった。
世渡り上手な子もいたが、いじめられて途中からいじめ学級みたいな学校に転校していった子もいた。
私もおとなしくやり直す予定だった。
ところがたまたま運悪く、小学校の時の同級生がこの中学校のクラスメイトと習い事が同じで、私の悪事をすべて話されてしまい、やり直し計画は失敗に終わった。
2クラス60人ほどだったが、1つの小学校からしか上がってきてないのでみんなクラスの壁などなく仲が良かったため、すぐに新顔の評判は広まった。
それからは学年中からいじめられた。
休み時間に席に座っていた時、「猫かぶってんじゃねーよ」って、男子から頭に肘鉄を食らわせられたときは本気で泣けた。
結局2年生になる頃には開き直り、やっぱりグレに戻っていた。
毎日遅刻して行って、当時全校生徒内にピアスを開けている子すらいない時代に私は自分で開けてて、それを見つかり生意気だと先輩から呼び出されたり、不良すぎて私立を退学になった先輩が途中で現れ、そのグループとつるんで遊んだ。
クラブに行ったり、お昼休みに抜け出して先輩とカラオケに行ったりもした。
友達の私に突然裏切り行為をした同級生に仕返しで嫌がらせをするために、別の学校の不良グループを呼んで同級生の子が家に逃げ込んだその家の周りをぐるぐる周りながらイビったこともあった。
やり直すチャンスはいくらでもあるっていう言葉もあるけど、こんなに失敗するのは自分が弱いから?
どこかでおちぶれる道から抜け出せるチャンスはなかったのか。
なんども人生やり直そうという発想をする人は、もともとやり直すとか振り出しなんてものはないと気が付いていないだけなのか。
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