私よりも上の“じーさん、ばーさん世代”は上司や先輩の技を盗んで覚えろの時代だった。

板前修業時代の先輩に、昔は教えてくださいなんて言ったら自分で見て覚えろなんて言われたものだな。

それで間違えると殴られながら怒られるという理不尽な時代。

いつしかそれも問題となり、私世代のいわゆる“おじさん、おばさん世代”は分からないことは聞きなさいという、少しビクビクしながらも聞けば丁寧に教えて貰える時代になった。

それも今では、分からないものは聞きなさいでもなく、先輩や上司がわからない事はないかと目を掛け、自分から分からない事を聞く前に考える前に教えてくれるような面倒見の良さや優しさを通り越して、過剰に手厚く過保護な時代になったような気がする。

そうしないとすぐ辞めちゃうから。

なんてふと思った。

だからなのか、皆頭で物事を考えなくなったなぁと。

文字をあまり読まなくなったし、だからインスタが流行るのだろうけれど。

Twitterのように短小文で伝え、文字の少ないショート漫画で共感する。

分からないことをTwitterで呟けば、どこかのだれかが必ず答えてくれるから自分で調べることもしなくなる。

頭を使わなくなった。

なんだか便利すぎて自分も不安になった。

父方の祖母は痴呆症の老衰でなくなっている。

私はその祖母に色々な意味でそっくり。

だからなんとなくボケるの早そうだななんて思う。

久々に集中力を使うことをしたり、調べ物を少ししただけでものすごい頭の疲労感がある。

普段から使ってない証拠だなと。

考える力が鈍くなったというか、弱くなったなとここ最近感じる。

歳のせいもあると思うけれど。

自分の頭で考えられなくなると、生きる力も弱くなる。

それは困る。

まだまだ自分のお店を持ちたい夢も叶えていないし、終の住処も買えるどころじゃない。

SNSを使い過ぎると本当に良くないな。

新しい発見や流行を知るにはすごく良いのだけれど、ほどほどにしないと頭を使わずになんとなーく眺めている暇つぶしの心地よさに汚染されていく気がしてならない。

もちろん、考えに考えて自分の考えを発信するなら良い。

使い方を間違えるとキケンだなと改めて思った。

風俗漫画の絵が描ける人羨ましいなーなんて思ったりもしたけれど、やはり私の原点はブログだ。

書いているときは頭を使うし、色んな考えが頭の中をよぎる。

連載の文章は大人の事情が色々あるので、制限がかかると自分らしさがどうしても伝えにくい。

けれど、気がつけば連載を始めて早いもので1年2ヶ月。

最初の頃は編集長に書き方のアドバイスや加筆修正の戻しも何度もあって、その都度具体的なアドバイスを頂き本当に勉強になった。

でもそこまでしてなぜ素人の私なんかに手を掛けてくださるのか不思議でならなかった。

先日漫画の書評を依頼され、(まだアップはされていない)原稿を送ると編集長から「この一文を読んで、やっぱり曼荼羅さんの感受性は素晴らしいなと思い入りました」と返信が返ってきた。

もうとにかく嬉しくて、どうして私なんかを選んでくださったのかが少し分かり、文章ってただ書けば良いってものじゃないんだと何か気づかせてもらった気がする。

普通プロの仕事だったらそこまでしてもらえないと思うところを、アドバイスして頂きながら書き、連載と共に成長することができた。

去年一度、吉原を辞めた時期に、これ以上は迷惑かけるかもしれないから連載もやめようと伝えたところ、“吉原を辞めようが、曼荼羅さんの文章がいいんです”と言ってもらえた時も涙が出るほど嬉しかった。

そしてまた頑張ろと思え、編集長には本当に感謝しかない。

仕事で文字を書く人の大変さを知ったし。

本当に私は人に恵まれているなぁと常々思う。

人生山が高ければ高いほど谷も深いと思う。

山がそれほど高くない人の谷はそれほど深くなく穏やかで平和な人生なのだと私は考える。

だから人との出会いもそう。

素晴らしい人と出会える幸運を持っている分、人からも嫌われやすいし嫌がらせもされる。

だから私の人から嫌われやすい性分も仕方ないのかなと最近悟り始めた。

前はどうして?なぜ?こんなに嫌われたりイジメられるのかと殻に閉じこもった時代もあった。

でも今は、刺激を与えてくださる素晴らしい人たちと実生活で出会えているから、その分のネガティブは仕方ないのかなと。

悩みや苦労が一切なく、幸せだけ100%求めるなんて、人間としての大切な事を忘れダメになりそうだし。

辛いことがあるから幸せや感謝の気持ちがより強く感じられる。

辛い経験が幸せをより有難いものだと気付かせてくれると思えばこそどんと来いだ。

そう感じれるのは人に恵まれ、今が本当に幸せだからかもしれない。

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