風俗嬢の性病感染、ホテヘル嬢の梅毒感染〜治療までの記録

また一人、風俗嬢の有志からの投稿をいただいた。

風俗デビューしてわずか3ヶ月以内の梅毒感染とは本当に気の毒。

しかも本番行為もしていないヘルス嬢でもこんなに簡単に感染してしまう。

感染率の高さからHIVよりも怖いのは梅毒だと私は思っている。

HIVが1番怖いといまだに思っている人、梅毒のほうがもっと怖いと分かっているか?

働く側も遊ぶ側も知識をつけずに風俗利用するほど恐ろしいものはない。

これだけなんどもニュースで取り上げられ、SNSでも恐怖の拡散されている理由。

HIVは血液を介したり、ゴムなしアナルファックや性病を放置しない限り、よほどのことが無ければ感染率は低い。

ヘルスでも防ぐのが難しいのが梅毒。

口などの粘膜でも感染するのだから、ピンサロだってあり得るということ。

それが梅毒の怖いところ。

 

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・名前:A子
・女:25歳
・関東:渋谷
・業種:ホテヘル
・定期検査:なし

自分が梅毒だとわかったのが2017年1月7日です。

私は、学費を稼ぐ為に風俗を始めました。
自分でインターネットで検索して見つけたのが、渋谷のホテヘルでした。

2016年の8月末から働き始めました。

学費を早く稼ぎたくて、週5〜6のいわゆる鬼出勤をしていました。
お店での定期検査は必須ではなく、個人に任せるという感じでした。

一日に5〜7名のお客様を接客していました。
対応するお客様の中には濡れていないのにガシガシ性器を触る方もいて、私の粘膜はヒリヒリ痛くなることもありました。
お金が欲しい一心で痛くても出勤していました。

ヘルスのお仕事だったのでもちろん本番行為はなく、こういう仕事なので求められる事もありましたが、私は素股かフェラで対応していました。
素股や、フェラをする際コンドームは付けていませんでした。
今思うとおかしなプツっと赤い出来物ができてる男性器を持っている方がいたなという記憶があります。

出勤中はどうしてもお腹が減らず、休憩中もご飯を食べない生活をしていたら体重が1か月ちょっとで一気に5キロ減ったのを覚えています。
きっと免疫力も下がっていたでしょう。

私の性器に異変を感じたのは11月頃です。
陰部にプツっと出来ました。
最初はニキビ的な出来物かな?と思いました。
消毒液などをつけてみたりしましたが一向に良くなりませんでした。

今思うと、自分の性病への知識のなさに嫌気がさします。
まさか、自分が性病になんてならないだろう。
なんとも思っていました。

完全にバカです。

プツっと出来てから、インターネットで性病についていろいろ調べました。

もちろん梅毒も調べましたが、違うと思っていました。

なぜそう思ったかというと、梅毒の出来物には、「痛みはないと」どこのサイトにも書いてあったからです。
私の出来物は痛かったのです。

これはおそらく日頃からガシマンをされていたから粘膜が傷つき出来物までも傷ついていたんだと思います。

調べるだけじゃダメだと思い、性病検査を受けました。

新宿の某性病クリニックに行き、不安だったので先生にも性器の出来物を見てもらいましたが、痛いなら梅毒じゃなくただの出来物じゃない?しかも場所が場所だし、婦人科行った方がいいんじゃないかな?検査代無駄だと思うと言われ、梅毒の検査はしませんでした。

ヘルペス、クラミジア、カンジタを調べました。
結果は全て陰性。

私は検査結果が陰性だったので嬉しくなりましたが、傷ついた私の性器はやはり痛く、ヘルスへの出勤をしなくなりました。

なんとなく病院の検査結果に納得がいかず、他の病院でもう一度検査を受けました。

この時、お腹に2.3個の薔薇疹が出ていました。
日付けは2017年1月7日
今度は梅毒も。

そこがこれからお世話になる新宿クリニックです。
検査はセット項目があり私が選んだのはセットB(HIV、梅毒、クラミジア、カンジタ、淋病)

結果は、梅毒とカンジタが陽性

すぐに先生の診察を受けました。

この時、新宿クリニックには梅毒専門の先生、尾上先生(尾上先生のブログはこちら)がいて私はこの先生がいる時に病院に通っていました。

今現在、尾上先生は別の病院で勤務してます。
新宿にある、プライベートケアクリニック東京にいらっしゃいます。
先生はとても親しみやすく、いつも親身になって話を聞いてくださいました。
本当に尾上先生に診ていただけて良かったと思っています。

尾上先生は、少し前から梅毒患者が急増していると教えてくれたり、薬を飲めば必ず治るから治療を頑張りましょうと言ってくれました。
私は、新宿クリニックに来る前に他の病院の先生に性器を見せたけど梅毒じゃないと言われた等話しました。
梅毒の事をわかっていない先生はたくさんいて、薬の処方も間違う先生もいると教えてくれました。

先生は私のお腹、背中の写真を撮っていました。

自分の携帯でも忘れないようにという意味と、治療経過が分かるように撮っておきなさいと言われ撮ってもらいました。

治療は、朝昼晩3粒ずつペニシリン系の抗菌薬を8週間飲む事でした。
全部で504錠
私が飲んだのはサワシリンです。
領収書を取っていたのですが、今手元になく金額は失念してしまいましたが、全て自費です。
薬代に毎回2万円ほどかかっていました。
途中、途中経過を見るためにRPRの定量検査もしていました。
RPRの定量検査は2000円ほどです。

風俗で働けない治療期間中は、生活費と学費は今まで働いて稼いだ貯金と、昼職をして補っていました。

先生からもサワシリンの副作用の説明はありましたが、(熱が出たり、倦怠感)私には副作用はありませんでした。

毎日きちっと飲み続け、4月に受けた定量検査で陰性が出ました。

2月から4月までの検査が空いていますが、その間診察と薬を貰いには行っています。

大事なのは、RPRの数値が1未満になることです。
これで梅毒が完治したといえます。

知識のない先生だと、RPRの数字が下がっていても、TPの数値が下がらないからと治療を続ける先生もいると聞いたのでちゃんと知識のある先生にかかるのをオススメします。

私はあれから完治してまた風俗で働いていますが、やっぱり怖くて月に2回性病検査を受けるようにしています。

今は出勤中にもちゃんとご飯を食べ体調を崩さないように気をつけ、ガシマンにも対応ができるようになったと思います。

少しでも粘膜を傷つけたくないから。
お客様と二人きりの時、自分の体を守れるのは自分だけ。

梅毒はかかってから陽性になるまでの期間が長いです。
定期的に検査しましょう。

 


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検査結果に納得いかず、病院を変えて再度検査を受けた勇気ある行動、すごいなと思います。

認めたくない人、受け入れられない事実に直面すると、間違っていても人は都合の良い方に解釈したがるもの。

それを自分の直感を信じ、行動し少しでも早く治療が開始できたことが副作用もほとんど感じずなどという救いだったのでは。

尾上先生のような梅毒関連の著書もたくさん出版されている、梅毒専門知識も豊富な素晴らしい先生に出会えて、A子さんは不幸中の幸いというか、本当に良かった。

この記事でも紹介させていただき、寄稿に大変感謝です。

A子さん、ありがとうございます。

今年まだ検査に行っていない風俗嬢さんとお客さん、もう3月ですよ。

流石にそろそろ検査に行きましょう。

 

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