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AV女優でソープ嬢

先日お会いしたAV女優さんで、現在は吉原で働くソープ嬢。

AV業界には全く詳しくないので、専門用語はあまり分からない。

AmazonでDVDを検索をしてみると、まぁたくさんの作品に出演されている単体の売れっ子女優さんで驚いた。

200本近く出演されているそうなので、かなりの人気女優さんなのだろう。

年齢も教えてくださったが驚くほど美人で、熟女系で何本も主役を張って売れっ子なのが納得。

そしてどの業界でも共通して言えること。

売れている人ほど鼻にかけていないし、謙虚で自然体。

こんな私の拙い文章ブログを面白いと言って、興味を持ってくださって会うことが実現した。

私もこんなに有名な女優さんとお食事ができるなんてとドキドキワクワクしてしまった。

毒吐き暴言も多い、愚痴吐きブロガーの私はツイッターでソープ嬢さんにあまり絡むと、お店やら営業妨害やらご迷惑をかけるので、あまりこちらからは絡まないようにしている。

そんな私にそっと直接ダイレクトメールをくださる方も少なくない。

そしてみんな営業用のキラキラ風俗嬢アカウントで頑張っているから、毒を吐けない分私に長文の愚痴を送ってくる。

みんな溜まっているなぁなんてちょっと気の毒。

私はこのブログで吐き出しているので、救いの逃げ場がある。

そして読者の方が、分かる分かるーとコメントをくださるからそれだけでストレスを溜め込まずに生きれている。

愚痴を吐けずに溜め込んでいる人は、爆発の仕方もすごい。

そしてこの方も同じ。

ただの風俗嬢では分からない、AV女優の泡姫だからこそのストレスが計り知れなかった。

恐らく人がとても良い優しい人で、自分の嫌だと思うことを嫌というのが苦手な人か、我慢しいなのかなという印象を受けた。

ファンの方も大勢いる分、立場もあるから言えない人は辛い。

そんなの有名税だろうと思う人もいるだろうけれど、AV全盛期ではない現在。

聞いているとAV女優さんの肩書きが肩にのし掛かっているわりには、割りに合わないんじゃないかと思うほどのストレスを感じた。

聞いた数あるストレスの中から、いくつかきついなと感じたこと。

AV女優さんあるあるなんだろうな。

AV女優さんを指名してくるお客さんの期待値がでかすぎる。

期待値が最大だと、そこからは落ちるだけ。

それ以上の顧客満足度を上げてお帰りいただくのなんて相当至難の技。

私もお客さんの中にたまに聞くけれど、AV女優だっていうから期待して指名したのに大したことなかったわとか、普通だったわという声。

何を期待して指名しているのかよくわからない。

お前のちんこもSEXも普通だったぞって内心思う。

AVに出ている中の人だって同じ人間なのに、どんなアクロバティックなことでもしてくれるのかと期待値を膨らませすぎだ。

しかも受け身の上から目線。

こういう人に限って、AV上の演出なのにアダルトビデオの見過ぎで手マンでガシガシするんだよな。

AVの中のような何かを期待しているのなら、自分もAV男優並みに頑張れよって聞いてて思った。

次に呆れたエピソード。

「俺、AV男優になりたいんだけどなれるかな」というもの。

聞いていて、あぁこういう性欲お花畑みたいな発想をする男性は、風俗嬢に「楽して気持ちよくなれてお金ももらえていいねー」とか言ってしまう性欲に脳が侵されている奴と同じニオイがした。

毎度毎度同じような発言をするお客に、めんどくさいだろうけれど優しい彼女は、教えてあげるそう。

「AV男優になりたいのならまず、ものすごく明るい照明の真下で男性4人以上に見られながら射精ができるか」

カメラマンやらスタッフは大抵男性だそうで、少なくても4人は男性ということが多いそう。

そんな中で、女優さんに気を遣いながらタイミングを見計らって射精ができるのかということ。

練習すればできるようになるのか。

それは男性じゃないとわからないことだろうけれど、こんな質問ばかりされてAV女優さんも大変だなぁとちょっと同情してしまった。

そしてもう1つ、お客さんに聞かれまくってうんざりな質問が、AV出演のギャラ。

1本いくらなのー?なんて安易に聞いてしまいがちだけれど、冷静に考えたら確かに失礼なことだ。

会社で隣の席の人に今月の給料はいくらだった?なんて聞かない。

私はブログで売り上げも借金もスリーサイズまでも晒してしまっているので、恥もクソもなくなっておかしくなっているのかもしれない。

普通に考えたら世間一般的にはなんとも失礼な質問だ。

とまぁランチでお会いしたはずが、気がつけば夕飯の時間になるまでずーっと話し込んで、盛り上がってしまった。

やっぱり人妻熟女系の年齢までこの仕事をしている方は苦労している人が多いなぁ。

彼女もシングルマザーで、お子さんには子供の頃に話していて、お母さんの仕事はわかっているのだそうだ。

ましてやAVデビューして週刊誌などにバンバン出ていたから、親兄弟にもわりとすぐバレたそう。

「お姉ちゃん何やってんの?!」なんて電話がかかってきたらしい。

母は強いな。

私なんて風俗嬢であることを墓場まで持っていくぞって思っていたのに、彼女は家族みんなが知っている。

周りの目なんて気にしていられない。

生きていくためだものと自分に言い聞かせていても、私には公表する勇気はないな。

1度言ってしまったら取り消せない事実だもの。

まぁ私は言わなきゃいけない状況じゃないから考えても仕方ないのだけど。

それにしても最近、風俗嬢で人生の先輩方の貴重なお話を聞かせていただく機会が何度かあり、とても心揺さぶられる話に励まされている。

今自分が窮地に立っていたり、ドン底気分でいる人は、同業の人生の先輩方の話を聞くと、ちょっと救われるかもしれない。

とても勉強になって、楽しいひと時でした。

姐さん、よかったらまた美味しいものでも食べに行きましょう。

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