手術後時間はかかったが順調に回復し、就職先も決まった。

業界大手の調理師学校を卒業しているので、どこでも老舗有名店でもすんなり採用。

3大料亭の1つで、総本店のあるホテルに就職。

1年間で214万円という高い学費を払ったのだから1度くらいまともに料理の修行しなくては。

30人近くの調理場にいて、女性従業員は私だけ。

私の前に働いていた女性はセクハラで辞めたとかで、次に入社した私はハレモノ扱いでかなり居心地も悪かった。

同じ年に入社した子の中で全く仕事ができない子がいて、毎日何十回も怒られ怒鳴られ冷蔵室で調理器具で殴られて血だらけになっていたという、まだ古い教え方が根付いていた。

日本料理のキツさはやはりおせちだと思う。

12月と1月合わせて2〜3回しか休みがなかった。

通常営業を回しながら、おせちチームと分かれて仕込み。

100人分という食材の仕込み量がハンパない上に痛まないように真冬に冷房のきいた宴会室も使って仕込みをしていた。

ホテルなので定休日なんてない。

おおみそかは休憩も仮眠もないまま仕込み正月朝を迎え、おせちとお雑煮の朝食を宿泊者や来客者の方に振る舞った。

TVにもたまに出ていたミーハーな料理長だったので、芸能人や政治家、皇室の方などが来店するともう大張り切りで、みんなランチとディナーの間の休憩がよく無くなっていた。

トイレに行くこともままならず、生理中は特にイヤだった。

給料も月12万円程。

女性だからという理由で夜は22時過ぎには帰してくれたけど、男性社員たちは皆泊まり込みで働いていたからよく臭っていた。

15時間労働で休憩や食事もままならない、そんなハードな生活でやっぱり身体を壊した。

結局1年で心も身体も挫折した。

↓これでも一応
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